1~8集
タイトルが天意之秦天宝鏨になってるところも多いですね。ま、短い方で・・・
軽い気持ちでお試ししたら、ついうっかりとはまってしまった・・・
三国機密のラスト12集を一気見することにしたんで、ちょっと時間が空いたのがいけなかった。
これ、奇妙なテイストがあって、おもしろい。
大掛かりに宣伝してた奔荒紀なんかよりはずっとおもしろい気がする。まだ見てないけどw
第1集の冒頭、いきなり原始時代に宇宙船が墜落。2001年宇宙の旅っぽく始まりました。原始時代に宇宙人がやってきて、人類が文明を発展させるを助けていたというナレーションが入る。
季姜と小芳は海鈴、太子妃昇職記の緑漓。韓信は欧豪、妖猫伝の丹龍。
今度の始皇帝は喬振宇がやってますが、攫ってきた娘を吊るして鞭で打ったり、仙薬の材料に(自粛)を使ったりとやりたい放題の暴君ぶりを発揮してます。
第2集になると、突然現代の上海に場面が変わり、交通事故にあった銭小芳が秦代にタイムスリップしてくる。ところが、目が覚めた場所は始皇帝の墓所、死んでも側に置くと言われた季姜の棺の中。銭小芳が季姜になり替わったのですが、本人は小芳の意識。棺の中に閉じ込められた彼女を助け出したのが、墓泥棒に入ってきた蕭何。
蕭何と共に墓泥棒達の砦にやってきた小芳、そこへ別のグループが攻撃をかけてくる。
こういった人間たちの動きを海底の宇宙船から観察している宇宙人がいて、彼女が嬴政を助けて権力を握らせ、やっぱりこいつはだめだと見捨て、新しいコマを探している。彼女視点で韓信や張良が次のコマらしい。この宇宙人女羲が唐嫣。彼女の目的は?
その女羲の配下滄海客が、韓信のもとにやってきて、季姜と逢わせてやるから、指示を聞けと言ってくる。ところがこんな格好なもんで、韓信に相手にしてもらえなくて表情変えなくてもイラついて「神的使者」と何度も言うんですが、これ尹正に演じてほしかった。
しかし、この造形、とんでもないけど、よくできてるw
というような話がテンポよく進んでいるのですが、これはストーリ展開以上に画面が楽しい。
武侠ドラマかと思うようなアクションに、大勢での戦闘シーン。鬼畜な皇帝に頭を抱える丞相に、鬼畜をあおる宦官、世を憂うる若者たちに、病身の娘、凄腕の暗殺者、ドレッドヘアに異様な装束の山賊に、怪しげな商人たちと史劇、宮廷劇から武侠劇にラブコメとありとあらゆる要素を盛り込んでます。
演出上でも、画面が突然白黒の無声映画風になったり、カメラがパンすると天地が入れ替わったりというのも楽しい。その上に最近流行のあれやこれやはありったけ持ち込んでくる。インド映画まがいに一斉に踊り出したり、最近流行の墓泥棒ものを持ってきて穴を掘るし、同じく最近流行のBLっぽいノリで蕭何が迫られるし、海底の宇宙船はCGできらきらしてるし・・・もうなんというか、愉快でたまらんです。
それに、追い詰められたら吊り橋を切って落とすとか、矢は一度に三本放つとか、味方を逃がすために城門しめて犠牲になるとかいう武侠ドラマにありがちな演出もしっかり。季姜つまり小芳と一度は会えた韓信が彼女を思って木を彫ってる、張良は女装するし、お札燃やして術を使うし、そうかと思うと従妹の病気を治療するために血を交換すると言って、未来的な血液交換機を持ち出す、小芳は砦のご飯がまずいと突然グルメドラマになって火鍋を作るし、「未来」の知識を発揮して凍土を溶かし、蕭何たちとスマホで自撮りするし、そのスマホはいつまでも電気なくならないし・・・もう言いだすときりがない。
これもトンデモドラマだし、結構雑なところも多々あるんですが・・・今のところ絶品です、めっちゃ楽しいw
ただし、先の保証はない。
昨日までで8集まで見られたんですが、もう全部見てしまった。