江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

从前有座霊剣山 その3

31~37集

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 ちゃちゃっと楽しく見終わりました。
 このタームでは、ハリーポッターシリーズの「炎のゴブレット」でホグワーツで行われたような他派と腕比べをする五絶大会が開かれることがベースになります。そこから、大結局までアクション場面の多い展開になりました。


 前回視聴分でに風鈴を助けるために内傷を負った掌門の風吟が籠って治療することになって、無理やりに代理掌門となった王舞がこの「腕比べ」が有利になるようにしっかりと準備。

 ところが、王陸たちが風鈴が九尾狐であることを知っていながら隠していたことから海雲帆が王陸と袂を分かち、霊剣山を去って盛京仙門に入ってしまう。
 この盛京仙門はこちらの修業世界での最大門派なんですが、裏ではきっちり悪いことをしている。とりこんだ海雲帆を最大限に利用して、五絶大会での優勝を狙う・・・どころか他派を壊滅させようと狙っている。

 それを知った掌門たちの戦いが、弟子たちの五絶大会での「ゲーム」と並行して進みます。ところがこの五絶大会の中身というのが「頭の体操」。なんの腕比べなのかw


 大結局までにはこの盛京仙門を倒し、世界に平和をもたらす・・・というお決まりのストーリ展開。詳しい紹介はご容赦。そして、やっぱり裏切りは見せかけだった海雲帆が仲間に戻ってくる。
 でも、彼は両親たちを殺した妖族が許せないと一人霊剣山を去ることを決める。


 混乱した王舞が、姿を消していた大師兄欧陽商と王陸を取り違えて唇を重ねてきたことから師父への恋心が芽生える。この師父と弟子の恋、「神雕侠侶」じゃ大騒動になってましたが、この物語世界ではどんな扱いなんでしょうね?
 ともかくドラマは海雲帆の去った霊剣山、一人妖魔を追う海雲帆、そしてラブラブモード全開の王舞と王陸・・・そして、掌門の風吟は妖王の復活を察知したところで終了。


 ドラマはテンポよく進み、あっという間に大結局を迎えました。このドラマもまた第2季に続く(に違いない)モードで終わりましたが、もう毎度のことだとあきらめモード。ここまでの物語の結末は一応ついていることでもあります。

 このクオリティで第2季できるんなら、楽しみに待てるかもしれません。


 登場人物たちが、みなその立場や地位にふさわしい人格や能力を持っているとか、そのキャラにふさわしい性格をしているのはドラマを作るうえで当然。ところが、このドラマでは同時にみなコメディの要素を持っている。不必要に誰かをいじったり、けたたましかったりではなく、台詞や設定、演技で楽しませてくれるのが好感度でした。
 コメディの要素もたっぷり、でも幻仙劇としての要素もただ舞台設定として取り入れただけでなくしっかりとその世界を表現してます。ラブコメの舞台に中途半端に武侠劇や幻仙劇を持ち込んでくる例も少なくないだけに、これも貴重でした。

 

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 海雲帆は霊剣山を去りましたが、こんな海報も作られてるように王陸とのBL的な雰囲気もあって、こちらの要素もしっかりと取り入れている風に作ってるのが今風なんでしょうか?彼らの友情が強まれば強まるほど、次の話の展開が気になるところで視聴終了でした。
 やっぱり続きを待つ!


演 員     角色

许 凯  飾  王陆  

张榕容  飾  王舞

朱元冰  飾  海云帆

高雨儿  飾  风铃

郭晓婷  飾  琉璃仙

合文俊  飾  朱秦

郭晋安  飾  风吟

李小胖  飾  闻宝

徐凌晨  飾  王忠

雅文  飾  坤山剑灵

李熹子  飾  岳云

職 員

出品人  龚宇、程武、孙忠怀 

総制片人 杨蓓、方芳、杨焱、冯乐、王一栩 

制片人  于飞、张志炜、董小轩、姜浩、李平、王天龙、何志昌 

導 演  于中中、易勇 

総編劇  范侃 

編 劇  方羌羌、许芃芃、李霏霏