10~19集
生木を裂かれるとわかっている恋愛関係、二人が熱烈な恋模様を展開すればするほど、なんだか見てるのがつらい感じになってしまうんですよね~
というわけで、韓徳譲と蕭燕燕の二人、歴史通りとなりました。
暴君穆宗は兵士によって殺害され、韓徳譲たちの助けでそこに駆け付けた明扆が新皇帝として即位。出遅れた太平王は兵を率いて襲撃するが后族たちの支持も得られず反逆者として一人国を去ることになる。
同じく出遅れた喜隠の方は、即位したのが明扆と知ると「病弱な明扆には子どもは望めない。たった一人の弟は穆宗の侍女に手を出して逆鱗に触れ、宮刑に処されてしまった。となるとチャンスが巡ってきた」とほくそ笑んでいる。彼の后となった烏骨里が妊娠中なこともあって、とらぬ狸の皮算用。
ところが、即位した明扆がすぐに皇后として蕭燕燕を指名。
さあ、たいへん。
で、韓徳譲と二人駆け落ちするが、さっさと逃げないからつかまって、徳譲半殺し。
結局、后族の責任とか国の体制を整えるとか燕燕を連れて逃げると漢族全体に迷惑がかかるとかなんとかやりとりがあった末に、燕燕は貴妃として入宮することになり、韓徳譲もまた一人去っていったという今回視聴分。
「大明風華」でも宣徳帝と孫皇后がツンデレカップルぶりを発揮してましたが、あっちとちがうのはいくら燕燕と韓徳譲が大恋愛を繰り広げても最終的には皇帝にとられるというところ。
しかし、この話、どっかで聞いたことのある展開・・・
「琅琊榜」迷には、明扆が若き日の梁帝、韓徳譲が同じく若き日の言闕、蕭燕燕が林楽瑶と重なるんですよね~
言侯が梅長蘇に「友を信じて命がけで帝位につけたとたん、残ったのは君臣の二字だけ。すぐに私の林楽瑶を奪い去っていった」と言った場面がありましたが、これがそっくり当てはまってますな~
なんでこんな展開にした💦
まあ、この後、韓徳譲が「言侯」にはならないのはわかってるわけですが・・・
ここまでで「青春篇」的なものが終わった感じでしょうか?
后族というのは幕閣と大奥を併せた役割を持ってたというふうに理解したんですが、だから韓徳譲と恋仲を十分承知の上で一番能力もある蕭燕燕を皇后にして后族と皇族が一致して国を安定させていくという表向きの理由が成り立つ。そして、明扆自身がそれを理由に自分の好きな娘を友人から奪ったわけです。
燕燕をあきらめて荒れる韓徳譲に「せがれ、呑みたいんだろ?母さんが付き合ってやる」と言う彼の母親がかっこよい。
すぐにまた戻ってくるようですがw