1~9集
やっと出てきた~と肖戦のファン、王大陸のファン方面からの喜びの声が上がっています。
私もずっと3年以上待ってましたが、理由が少し違う。ちょうど撮影中の象山影視城に2回目の琅琊榜ツアーで訪れてたんです。そこで撮影スタッフ、作りこまれた風景とか見かけて、作品が出るのをずっと楽しみに待ってた。中国のドラマは撮影終了して、すべて出来上がっても、審査を通って、発表の許可がでないと放送も配信もされないということになってます。だから、当時同じように撮影してたドラマでも「三国機密」なんかはわりに早く見ることができたし、今に至ってもまだ出てきていない「嬴天下」とか「天下長安」なんてのもあります。
この「狼殿下」もへたするとずっとお蔵入りかと思ってたんですけど、突然出てきた。それも49集最後まで一気に。「いきなり大結局」の人もいるようですが、私は順番に見るからね~
しかし、3年前には王大陸主演のドラマを待ちかねてたのが肖戦のファンなんて図は考えられなかった。私にしても王大陸は名前は知ってるけど作品を見たことはなかった。彼が「狼殿下」の次に主演した「鬼吹灯之牧野詭事」は第1集でフリーズしたまま。映画だと「鐵道飛虎」「鮫珠傳」「英雄本色2018」「素人特攻」と結構見てるんですけどね~
肖戦はこの当時まだX玖のメンバーとしてひとくくりで売り出されたころ。「闘破蒼穹」よりはいい位置ですが、主演ではない。なのに、「狼殿下」で検索かけると肖戦の画像ばかりが出てきて、困惑。
ま、そういうことはさておき・・・
ドラマ開始冒頭から、キャッキャして見てたのは、こういうところ。ここは「琅琊榜」の靖王府だった象山影視城の屠岸府、ドラマでは馬府とか渤王府になってます。こういうのを見つけるとうれしくなります。
あ~~ここだここだ~と一人盛り上がって見てました。ツアーの仲間でスタッフに傘をさしかけられて撮影に向かう黒マントの俳優さんを見かけてた人がいて、あれは誰だった?と帰国後に盛り上がったのも楽しい思い出。
そういう個人的思い出を抱えて、ずっと待ってたんですよね~その間に肖戦は「陳情令」で一気に人気者になり、ファンの起こした事件で表舞台に出ることが減って、ようやくまた戻ってこられたというドラマ以上にドラマチックな3年間。順調に行ってたら、多分この「狼殿下」で人気を上げる見込みだったのかも・・・
で、出てきた「狼殿下」
おもしろいです。予想してたよりずっと。
舞台は架空の国になってるんですが、原案を覗くと、舞台は朱温の後梁で、主人公渤王というのは朱温の養子朱友文です。これを頭に入れている方が、人間関係がわかりやすい。
狼に育てられた少年が奎州城主馬瑛の娘摘星郡主と知り合い、狼仔と呼ばれて人間の世界にもなじんでくる。そこで起こったトラブルから、馬摘星は彼を逃がそうと悪口雑言を言う。逃げた彼は崖落ち。それを助けたのが、朱温に当たる楚軌(演じるのは「琅琊榜」梁帝の丁勇岱)。彼の戦闘力を見込んで、養子とします。
そして十年ばかりがたって、馬摘星は次々来る縁談を断り続け、狼仔と再会するのを待っている。
狼仔は楚軌の養子となり教養も武術も身につけ、渤王として軍を率いている。
楚軌の命で馬瑛一族が皆殺しにされたときに、渤王が馬摘星を助ける。彼は馬摘星があの時の娘だと知っているが、裏切られたと思っているので、正体を明かさず、つんけんしている。
馬摘星も渤王が狼仔とは思うんだけど、確証を持てずにいる。
そんな関係のところに、楚軌は渤王と馬摘星の婚姻を命じる。
渤王は、有能な将軍となっていて、楚軌に重用されているけど、情に脆いところがあると、馬家抹殺のようなことは彼の知らないところで配下に直接命じられている。
この渤王は三殿下で、一番上はすでになく二殿下楚有圭(演じるのは懐かしさも覚える林佑威)は一応楚軌の息子ということになってるが、出生に疑惑が出てきている。四殿下はまだ出てきてないけど彼を担ぐ重臣もいて、王家の中でもいろいろくすぶっています。
この関係とかは、朱温だと読み替えるとわかりやすい。最近この時代にとっても縁があるのです。
とりあえず9集まで来て、渤王は馬摘星が彼を裏切ったわけではないということを知って、態度がころっと変わりました。でも、まだ彼女には言ってないです。
なお、肖戦の登場は10集らしいのでまだです。賞金稼ぎの彼は実は晋の世子らしいので、李存勗?などと真偽も怪しいいらんことを呟いて後のお楽しみにします。