21~32集
皇位を巡る争いが一気に加速。一応のケリがついてしまうまでの12集分ですが、ドラマ内時間はほんの数日のような感じを受けます。
ドラマは二皇子馬子律の謀叛に巻き込まれた王儇と謇寧王軍と対峙する蕭綦と二つの場面で進みます。
とにかくすべてが憎い、大事なのは王夙の妻になっている桓宓を取り戻して自分の皇后にすることという子律の闇は深い。
彼と通じている桓宓の父桓公は援軍を装って、謇寧王と手を組んで蕭綦を潰そうとします。この戦闘場面、なかなかの迫力。とにかく、蕭綦の方が一枚上だということです。
都では子律が無理やりに皇位を譲らせ、桓宓と結婚しようとする一幕。ほんとに王儇あわやというところで登場する蕭綦がかっこいい。
この子律の謀叛で、桓家没落。子律と桓宓が命を落としました。
次は皇帝が急死します。怪しいのは皇后だよな~
皇帝の遺勅は王儇に預けられましたが、皇帝が次代に指名したのは太子の子隆。子憺ではなかったと安堵する皇后ですが、その兄王藺は「間抜けな太子に国が治まるか、我こそが!」と名乗りをあげる。
これを非難して妻の長公主は「あんたとは縁切り!」と宣言して、自死。王藺は捕らわれる。
ということで、我が世の春が来たと喜ぶ皇后改め皇太后。しかし、皇后となった謝宛如は王家の人間にもう勝手はさせるものかと眦を決してます。
このドラマ、王儇と蕭綦の愛情故事と共に政権争いがメインに描かれています。
女性が主人公でずいぶん女性を中心に据えたストーリ展開も多いし、後宮場面も多い。なのに、私の嫌いな大奥ドラマの匂いがあまりしない。そういう展開もあるにはあるけど、メインに置かれてはいない。彼女たちは男の都合で駒として扱われたという怒りを忘れることなくずっと持っている。ねちねちと皇帝の寵愛を得ようとして争うというような面倒なことはせずに、まっすぐに自分の欲しいものを手にしようと蠢いています。
王夙との結婚を強いられてもずっと子律と関係を持ち続けた桓宓、王儇と間違えられて太子子隆に凌辱されその妻になり皇后となってさらに復讐の機会を狙う謝宛如、王儇の侍女でありながら子憺を愛しそのために王儇を裏切ることになる蘇錦儿とかなかなかなメンバーがそろってます。
子憺も一連の事件に巻き込まれ、皇帝からほんとならお前にすべてを譲る気だったのに、なんと考えのないやつだと非難されます。 そりゃせっかく都の外にいたのに、王儇が中にいると自分から囚われに来るとかほめてもらえるはずはない。
甘ったれた王子様に過ぎなかった彼も、皇帝に「天下」と一言ささやかれたことで何やら性根が変わったようです。
王儇一人が皇位争いに巻き込まれ、重要な役割を果たしながら、どちらサイドからも特別に扱われているというのがさすがヒロイン無双。彼女はどう見てもキーを握る人物で重要な役割を果たすのに、色がないというか一人天界から見下ろしているような感じがしないでもない。
蕭綦との関係は今や熱々モード満開ですが、どっかのドラマとは違って下品でもけたたましくもないのが好感度高いです。
しかし、彼女を守る蕭綦に何やら隠し子?というような展開も出てきて、一荒れありますかね?
男たちの皇位争いが一段落すると、今度は王儇周辺がうるさくなりそうです。ここまでで半分弱なんですが、この後がネバネバしたらどうしましょ?とそれが一番の不安要素です。
ところで、ちょっとおもしろく見てたのがこのシーン。二皇子が皇帝と密談する場面ですが、ここトイレw
トイレ場面は別に珍しくもないけど、延々と皇帝の豪華なトイレ場面が続くのは珍しい気がする。
そういや例の風呂桶を運び出す場面も割と珍しいかもしれない。湯を入れたままとか、めっちゃ重たいだろうね~と思ってたら、ちゃんと車ついてたw
と、もはや何をレビューしてるのかわからなくなってきたw