1~24集(大結局)
周渝民主演のミステリ。
ドラマは一続きなんですが、一応二部構成になっています。緊張するシーンが多く、主役の格好いいところも見どころなアイドルドラマとは一味も二味も違うドラマでした。ただ、特に前半にかなりハードな暴力場面、血みどろの場面が続出するので、好みがわかれるかもしれません。
ところでです。昨日、大結局まで見終わって「おもしろかった!」とブログの準備したんですが、来年早々日本上陸という情報が入ってきたました。さすがヴィック・チョウの主演作です。はやい!
なので、ちょっとしたご紹介とどうでもいい感想文だけに縮減。まあ、いつもそうなんですけどw
周渝民の演じる梁炎東は元々は警察の天才的プロファイラーだった。彼はある事件をきっかけに警察を辞め、弁護士となっていた。その彼が突然レイプの末に被害者を殺した犯人として逮捕され、投獄される。
一体自分を罠にかけたのは誰なのか、なぜなのか・・・と彼は東林市で起こっている連続バラバラ殺人事件の解決に力を貸す代わりに、自分の無実を明らかにするために力を貸せと新人刑事の任非に連絡をしてくる。
こうして譚隊長率いる昌榕分局刑警隊が取り組む血なまぐさいバラバラ殺人事件、獄中の梁炎東を襲う刺客、獄中での連続殺人事件、それに梁炎東の事件の真相を巡っての必死の捜査が始まります。
ドラマが進むとともにさらに多くの事件が起こり、それらの事件や登場人物たちが強い因縁で結ばれていることが明らかになってきます。
中華ミステリのお約束なのかと最近思っている過去の事件との関係も幾重にも絡まりつつ、一連の事件の背景にはさらに大きな悪が姿を見せてきます。
梁炎東の周渝民は激しいリンチシーンや暴力シーンにも体当たりで取り組んだと話題になっています。個人的にはちょうど「大宋宮詞」の真宗も並行して見ていました。F4で大人気のアイドルだったころから考えると、そこからの脱皮をしようとしているのかと感じています。以前に見た「櫃中美人」や「烈火如歌」のキャラはやっぱりF4の延長線上にあったと思いますが、今回の二作はそこから大きく踏み出すことができているんじゃないでしょうか?
ファンの方には怒られそうですが、数年後にはきっと美おじキャラ、さらには美爺キャラへと変化していくことと思います。そんな彼を見られるといいなあ~
譚隊長の李銘順が、たたき上げの刑事で懐の広い人物像を見せてくれました。
朱軒洋の任非を初め、昌榕分局刑警隊にはキャラの濃いメンバーがそろい、それぞれの持ち場で活躍、というよりガンガン無茶やらかしてます。
そして、張榕容の楊羽璐は後半昌榕分局の副局長として登場します。「妖猫伝」の楊貴妃や「霊剣山」の王舞とは違ったキャラを見せてくれています。
このドラマ、台湾で作られたドラマです。使われる文字が繁体字だったり、私にもわかる台湾訛りがあったりします。でも舞台は「東林市」ということになっているので、あまり意識せずに見ていました。
そうは言っても「我們與惡的距離」にも感じた大陸ミステリドラマとはまた違った重さ、暗さを持っているんじゃないかと感じます。もっとも「我們與惡的距離」はクリアしてないんで、最初の方だけ見た感じですが。
最初の方が相当に暴力的でタッチも暗いのですが、そこでめげないで最後まで見てよかった。これなら続編作っても、きっと見ると思います。
演 員 角色
周渝民 飾 梁炎东
李铭顺 飾 谭崇辉
朱轩洋 飾 任非
张榕容 飾 杨羽璐
吴兴国 飾 穆雪松
曾敬骅 飾 陆齐
钟 瑶 飾 方可茜
郑人硕 飾 曹万年
张永正 飾 监狱老大
张少怀 飾 0089
夏腾宏 飾 穆亚彦
张书伟 飾 钱志扬
林鹤轩 飾 关铭洋
廖钦亮 飾 田永强
马念先 飾 老乔
辛乐儿 飾 颖怡
姜康哲 飾 小宇
黄迪扬 飾 晓明
草 爷 飾 石头
温升豪 飾 苏中恒
曾珮瑜 飾 张逸帆
刘亮佐 飾 杨盛韬
纪培慧 飾 季思琪
阳 靓 飾 胡雪丽
张家慧 飾 秦佳馨
姚以缇 飾 吴玉馨
職員
出品人 龚宇
制作人 廖健行、杨以苹、陈亮材
監 制 杨向华
原 著 千羽之城
導 演 庄绚维、陈冠仲
編 劇 于尚民、梁秀红
芸術指導 陈柏任
美術設計 廖建安