17~24集
更新が一度に1集だけなのがまどろっこしくて、ついリピして2回ずつ見てしまったw
徐驍と徐鳳年父子、どれだけ世間から嫌われまくっているのでしょうね~しかも、やっちまえ~と刺客がやってくるのは息子の方ばかり。父親より御しやすいと見えるんでしょうが、本人も一筋縄ではいかない狷介な人物だし、周りにも腕も立てばさらにめんどくさい達人たちがぞろぞろ。徐鳳年暗殺計画は企んだサイドの思惑通りには進みません。
舞台は靖安王の支配する青州から徐鳳年の姉が嫁いでいる江南の陽城へと移ります。このドラマ、全く架空らしい名称と、どっかで聞いたことあるような一応架空の名称、実在する名称が混在しています。それが全く架空世界を構成する九州系列なんかとは違って、妙におもしろいところでもあります。
さて、靖安王の支配地を無事通過する代償として長年潜伏していた王林泉一族を差し出すというのが徐驍の計画で王林泉自身もその気、靖安王も自分の面子も保たれるとそれを容認していました。しかし、そんなことは認められないと猛ったのが徐鳳年。彼は王一族を北惊に送り出し、自分は自分の才覚で青州を脱出して、江南に向かうことになる。
靖安王の世子と実は皇帝の私生児だった趙楷が早速手を結んでますが、現靖安王妃裴南苇はもと世子の恋人だったようでこっちの父子は危ういですな~
そして、始まる広い芦原、芦葦蕩での大バトル。徐鳳年の命を狙って送り込まれた人物たちのバラエティがまた豊かで武侠迷には楽しくてたまらない。雇われた江湖の達人、天下高手排名第11位の刺客、陳情令の傀儡とか山河令の薬人をさらにパワーアップさせたような紅甲のもろもろに加えて、靖安王の率いる軍勢。それに、徐鳳年とその仲間たちが戦いを挑みます。
見渡す限りの芦原で見え隠れする敵の姿、それを追う李淳罡や舒羞、呂銭塘たち・・・数か所での戦いにもバラエティがあって、何とも見ごたえがありました。
アクションシーンに目新しい工夫が見えるととても喜ぶ武侠迷。
いかにも武侠ものらしい新しいキャラも登場、徐鳳年もすっかり武芸の腕を上げたようです。
大きな犠牲を出しましたが、もちろん最後には徐鳳年は危機を脱して、江南へと向かいます。
やってきた江南では廬家に嫁いでいる姉徐脂虎が不倫を働いたというのが町中の噂となっている。それを聞いた徐鳳年は怒り心頭、姉を助けようとさっそく噂の相手を探し出します・・・
この大姐というのが、武当山の洪洗象と恋仲だったのですが、北惊のためにここに嫁いできたわけです。廬家の態度を見た徐鳳年は姉を連れ出そうとしています・・・
一方、弟のいる龍虎山には趙楷が姿を現し、李淳罡に対抗できる力を持った人物という趙黄巣に接近します。
徐鳳年方面でこういうことが起こっている間、徐驍は都に到着。鳳年が北惊王となった時の最大の敵は朝廷にあるというわけです。が、皇帝にはなかなか謁見できず、皇帝の側近の僧楊太歳、大監の長韓貂寺、実は趙楷の師父、と陰険で楽しいやりとりを展開しています。王絵春の楊太歳、杜玉明の韓貂寺に胡軍の徐驍、いずれが狐でいずれが狸、蛇もいるわけかな~とかバトルシーンと同じくらいうきうきと見てました。
今回視聴分はいろいろ楽しい場面が多すぎて、たまらないのです。
徐鳳年が江湖三年の放浪時代に知り合った兄弟温華というのも登場、「なんだお前ほんとに北惊王の世子だったのか」というノリが武侠ドラマらしくて楽しい。
しかもこの温華の中の人が無心法師で顧玄武を演じてた王彦霖。製作スタッフ、視聴者を喜ばしてくれますわ~
突然徐鳳年を襲ってきた殺し屋が昔から知ってる肉屋の娘だったとか、その娘が乗ってるのが怖い顔したパンダ!とか、もうツボを外さない感じで、次の展開が楽しみです。
しかし、目の周りが白いだけでこんな凶悪な顔つきになるんだ・・・