1~26集(大結局)
「今年のまとめ」とか「風起洛陽」でなく、これ?
「風起洛陽」も見終わったんですが、まずはこっちを先に・・・
実は1年半くらい「積み」になってました。
去年の4月に配信が始まった時に少し見てたんですが、あのころは「成化十四年」「清平楽(孤城閉)」「侠探簡不知」とか見たいのが目白押しで、嫌いじゃないとは思ったのですがなんとなく後回しにしてるうちに「積み」に・・・
それが再浮上してきたのはひとえに「山河令」ロスのせいです。男主2が曹蔚寧の馬聞遠。同じように腕はたつけど、一目ぼれした相手を一途に追い続ける可愛げのあるキャラを演じてたのを思い出して、この際クリアしてしまおうとw
ラブコメです。正直苦手なジャンルです。
どうにもけたたましい「ラブラブ」場面がうざったく思えて性に合わないんです。
でも、このドラマについては二組のカップルを巡る恋愛話の展開はそんなにうざったく感じることなくみることができました。
譚鈴音と唐天遠のメインカップルにはありがちな親の決めた婚約者が自分こそが君の夫、あなたの妻と現れるし、周如意と鄭少封のサブカップルは女主2が男装しているうえに反派の手先という二重のハードルが立ちふさがります。
けど、譚鈴音と唐天遠の方は、あれこれもめたりわざとつんけんしたりしつつも相思相愛。周如意と鄭少封の方は彼のひたむきさに彼女がほだされていきます。というわけで、外敵?の存在を別にすれば、恋愛ドラマは結構順調に見えてしまうのですが・・・違う?
迷子的視点では、実は皇帝の命で黄金横領事件を調べる欽差に任じられた唐天遠が身分を隠し、唐飛龍と名乗って銅陵県の県令として赴任してきたところから始まる一連の事件の方がメイン。
彼に同行し捕頭になったのが鄭少封、募集に応じて師爺に名乗り出たのが譚鈴音、県の役人という名目で入り込んできたのが男装した周如意。
捜査にあたる唐天遠は、何でもできる超エリートでテキパキと事件の裏を探り出していきますが、恋には一途、とにかくすっとぼけぶりが楽しい。ハイテンションな譚鈴音はちょっと苦手だけど、それでもわけのわからないけたたましさということもなく、自立した女性として描かれているのは好感度が高い。
ラブコメに出現する女主の中には男を捕まえればそれで人生の目標はクリアみたいなのがいて、ものすごく嫌いなのです。今回そのキャラは「父が決めた縁談だから、私はあなたの未婚妻」と現れた江暮春。彼女に対して、唐天遠が「自分の意志はないのか?」と尋ねる場面などナイスジョブ!そして、彼女はどんどん恋愛方面で墓穴を掘っていくな~と見ていたら、さらに大きな秘密がありました。個人的にはあれこれ嫌いなキャラをひっくるめて代表してしっぺ返しをくってるようなすっきり感もありました。
この彼女に比べれば譚鈴音の婚約者朱大総の方は、結婚を嫌った譚鈴音に逃げられ追いかけてきたのですが、彼女の気持ちを受け入れて銅陵を去っていくことのできる懐の広さを持っています。
キャラの作り方次第で、苦手なラブコメも結構楽しく見られるわけです。
ストーリ自体も「師爺請自重」という原題にひっかけて、きれいに終わっていたのにも好感がもてました。
実は最初の方だけ見て積んだままのラブコメ、いっぱいあるんですよね~今回みたいに何かきっかけがないとリブートができなくて💦
このドラマ、もう日本にも入っています。邦題が「唐天遠のステキな災難~Love is All~」だそうです。また、原題の跡形もない邦題ですが、ラブコメドラマで女主1ではなく、男主1の方の名前がタイトルに使われているというのは珍しくないですか?というか、他にあります?私は聞いたことがないです。
男主1の唐天遠を演じている張昊唯が「琅琊榜之風起長林」の藺九、「慶余年」の太子と日本でもなじみがあるからでしょうか?
シンデレラでもなく、ピンク色もしていないのに関係者のセンスのよさを感じるのは私だけですかね~
とにかく見て損はないドラマだと思いますよ~
角 色 演 員
谭铃音 章若楠
唐天远 张昊唯
郑少封 马闻远
周如意 张柏嘉
江暮春 李莎旻子
段 风 戴景耀
谭清辰 王术一
朱大聪 刘泽庭
香 瓜 林子晴
丛 顺 刘宸羽
小 庄 顾天逸
小 方 宫正晔
李大王 郑拓疆
小 六 刘 颺
職員
制作人 :和美(总制片人)、马爽(制片人)、刘霖菲(制片人)
原 著 :酒小七
導 演 :麦田
動作指導 :张星宇
造型設計 :张洪涛
編 劇 :云庚、徐燕、刘霖菲
監 制 :谢颖(总)、苏婕、尚敬