17~30集(大結局)
今日は王羽逝去というニュースに愕然として、「独臂刀」(邦題:片腕必殺剣)「武侠」(邦題:捜査官X)と一人追悼視聴。また一人巨星が西の方に去っていきました。
気を取り直して・・・
このシリーズはなんというか安定したドラマで、振り幅が同じくらいというか変にごてごてした展開にもっていかないのでゆったり楽しむことができました。と言っても、起こる事件の内容は多様だし、けっこうえぐい描写もとんでもない犯人も出てくるし、のんべんだらりんとしているわけではないです。
事件はだいたい1集強くらいで発生から解決までが描かれます。かなり猟奇的な事件も含まれるし、社会的な課題を反映したものもあります。ただ、前回も書いたように視聴者の「身近」にいそうな人物が犯人や被害者であったりして、大々的な脱税事件とか麻薬組織壊滅というような華々しい事件は取り上げられません。あえて言うなら庶民の生活の中にひどい殺人事件をもちこんでいます。
捜査チームの5人基本はプロの捜査官として粛々と仕事にあたっています。仕事人間の集団と言ってもいい。でも、みな普通の常識人で、ちょっと風変わりな天才肌だったりはしません。
事件の解決まで家にも帰らないという話もいっぱい。上司は「事件を早く解決しろ」という科白と並んで「休みをとれ」という科白を始終言ってるので、管理職として働きすぎ、働かせすぎへの問題認識はしているようです。
独身者ばかりの集団で互いにそれをからかいあったりするプライベートな場面も出てきます。それが過剰にならない。どちらも仕事以外では口数の少ない高仁と夏萤の間には恋愛感情めいたものが見えますが、落ち着いた大人の不器用な恋愛?と言う感じで嫌味がないです。
チームに入ったばかりの新人に結婚相手がいると聞いて、さんざめく一同。そんな場面にも不必要なけたたましさがなくてうれしい。
どれだけけたたましいの嫌いなんですかね~自分。何度もドラマの流れや雰囲気ぶち壊しのけたたましいキャラに痛い目に遭ってるんで、もう防衛本能です。
配役陣には前作から引き続いての張齢心@夏萤、高仁@尚桀、蔡宜達@李学凱なのはうれしい。ゲストに任重、印小天、米露らが登場してます。これが、また、いかにもな配役w
派手さ、華やかさには欠けますが、たまにはこういうオーソドックスな展開のミステリも悪くないです。と、言いつつ、CSIシリーズとか「Bones:骨は語る」だのの熱心な視聴者、ツボにはまった感じです。
演 員 角色 配音
张龄心 飾 夏萤 张喆
高 仁 飾 尚桀 王凱
蔡宜达 飾 李学凱 凌振赫
李翰霖 飾 林非同 王保順
江安菁 飾 胡茜 曹一茜
赵 义 飾 钱宁
出品人 孙忠怀
制作人 张志炜、赵洁
监 制 韩志杰、钱军
导 演 扈耀之
编 剧 豆丁、易小草、杨小砾、倪婧、周卓君
美术设计 吕峰
造型设计 申澍