江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

説英雄誰是英雄 その2

11~18集

 このドラマ、週前半の三日間2集ずつ配信なんですよね~待ち時間がめちゃくちゃ長い。

 ということで、待ち時間にこれまで積んであった「余生 請多指教」とか「暗夜行者」とかに手を出す余裕ができました。昨日から始まった劉亦菲の「夢華録」も同じ週三回ペースだけど、こちらは週後半なんであせらなくてもすみそうです。

 

 今回視聴分。いかにも武侠ドラマ的なにぎやかな展開、あやしげな人物、おもしろいキャラが次々と出てくるし、ありがちな設定とありがちな人間関係はもれなくついてくる感じです。
 重厚な人間ドラマとか本格的な歴史ドラマとかを期待しているわけではなく、こういう「いかにも」な展開の武侠ドラマを見たかったのですよ。
 のんびりと鉄観音など淹れて、瓜子ポリポリしながら見てるのはとってもほっこりする武侠迷です。
 
 これがラブコメだったり、後宮ドラマだったりすると、さっさとそっぽ向いてるの確実なんで、人間は勝手なもんですw

 

 金風細雨楼と六分半堂と刑部大人傅宗書は対立関係にあるけれど、お互いを牽制しつつ必要があれば手を結ぶし、潰しあいもするという剣呑な関係。

 かつて江湖に血の雨を降らしたという関七というキャラが登場。雷損がずっと井戸の中に監禁していたのを、何も知らない王小石が連れ出してしまう。だいたい井戸の中に長期間監禁、歩けないからと背負って出てくるキャラは厄介だというのもお約束。復讐に燃える関七に狙われる雷損、傅宗書たち。1対1ではとてもかなわないこの関七に対応するために手を組みます。
 
 このあたりフットワークが軽いというか持ちつ持たれつというかw

 

 自分が関七を解放したために次々と人が殺され、ついには彼と白愁飛の恩人沃夫子まで殺されてしまう。復讐を誓う王小石と白愁飛、さらには蘇夢枕や雷損、傅宗書まで手を組んで関七包囲網が敷かれる。

 最後まで超強力なキャラという位置づけのまま関七退場・・・委細省略w

 

 この関七への対応を巡って対立する王白の二人。結局は仲直りしてますが、恩はお前、仇は俺という白愁飛の分類は彼ら二人のこれからを暗示しているのですかね?果たして、歩驚雲と聶風になるのか、郭靖と楊康になるのか…といった感じ。

 

 白愁飛が暗恋を抱いていた田純が実は、雷損の養女雷純で、蘇夢枕とは子どものころに知り合いかつて婚約していて今も思いあっている。これを知った白愁飛、大ショック。彼女が認めてくれた絵は二度と書かないとか荒れています。

 

 さらにもう一人、方応看というのが登場。中の人が「将夜」でさんざん運命とやらに翻弄されていた劉慶を演じていた孫祖君。今回もなんか拗ねたキャラですが劉慶よりはもう少し、いろいろおもしろいことをやってくれそうです。

 

 この方応看、洛陽王の娘である温柔と結婚の約束があると登場してきました。傷心の白愁飛に接近してきているし、なかなか狷介なキャラですが、何をどうしたいのか今のところ不透明。

 

 温柔と王小石は素直なカップルで、べたべたしすぎることもなく、ツンデレしすぎることもなくラブコメ苦手が見ていても苦にならない。

 

 けっこう好みだった沃夫子が思いがけず早くに退場してしまったし、サンシンのおじいさんも出てこなかったので美爺成分不足でちょっと寂しい。

 

 雷損とかではイケおじ、美爺枠じゃないし、陳楚歌では若すぎるんですよね~

 

 でも、陳楚河、うまく年を重ねている感じです。台湾のこの年代の俳優というと林志頴とか蘇有朋、呉奇隆、何潤東とかアイドル時代から見てきているんですが、20年ばかりたった今各人各様ですね~

 イケおじというには若い、と言ってもうアイドル枠じゃない「アニキ」「大哥」と言った位置の蘇夢枕のような役は彼ならではでしょうか?「天涯名月刀」とか「流星・胡蝶・剣」のころから素直に年を重ねてきた感じが悪くないです。あと数年したら、イケオジ枠確実?楽しみw

 

 突っ込みどころっもいっぱいなんで、また来週も楽しく突っ込みたいとお待ちしております。