29~36集(大結局)
さくっと見終わってしまいました。他のドラマ優先だったので、ほんとに小刻みに見てました。誤解を恐れずに言えば引っかかるところが何にもなかったので、さくさくっとクリア。
東方青蒼と小蘭花のいろいろやっかいなロマンス、彼女の本来の姿が三界の平和を保ちも壊しもできる力を持った息山神女ということが明らかになって「じゃ、僕の未婚妻?」となった長珩、その長珩が好きな丹音、師父赤地神女を復活させたもののそのために何をしたかは言えない容昊、東方青蒼の副将觴闕と小蘭花の友人結黎と何組かの恋愛話が展開、その片方で仙界と月族の因縁の対立、さらに容昊の裏で彼を操って復活を果たそうとした凶神太歳との闘いと話が進み、大結局へとつながっていきます。
舞台が仙界や蒼鹽海のあちこちのほか、人界、誰それの意識の中の世界だのなんだのが登場、いきなり過去の世界に行ったり時間が飛んだりするし、突然ゲストキャラが出てきたりして、面倒と言えば面倒なんですが、全体としての話の展開はとてもわかりやすいと感じました。
なんというか、これまでに見た幻玄劇のどっかで見たような既視感を感じちゃうんですよね。実は○○という真の姿を持ってる、そこから始まるトラブル、実はろくでもない天帝、非常に「人間的」な仙界の面々、強面のようで実はワンコな男主にワンコのようで実は聖母キャラ、でもやっぱりワンコな女主とかこれまでにもいっぱい見てきた。
違ってきたなと思ったのは、主人公の設定。女性より男性キャラの方に美貌が求められるようになってきた気がする・・・
そんなことよりもっと気になったのはエンディング。ここから、大結局ラストに触れるので、立ち入り注意です。
このドラマ、三界を救うためにまず小蘭花が自分を犠牲にし、東方青蒼は彼女を復活させるために涙ぐましい努力をする、今度は復活した彼女や三界を守るために東方青蒼が自分を犠牲にしてしまう。で~ラスト、「我回来了・・・」と東方青蒼が復活したところで終わるんですけどね~
なんか、最近このパタン、多くない?
「山河令」みたいにわざわざ彩蛋作って、本編の涙のエンディングをひっくり返したりしてる。そういえば「冰雨火」もそうだった。
別に悲劇のまま終わったっていいじゃないかと思うんですよね。「山河令」は原作の「天涯客」がとんでもなく大甘なエンディングなのでそれに合わせたのかもしれないけど、なんでみんな同じような「帰ってきた」エピソード持ってくるんですかね?
「仙剣奇侠伝」や「天外飛仙」「仙剣奇侠伝3」の救いようのない悲劇的な幕切れ、「古剣奇譚」終幕のやりきれなさ、すべて胸に焼き付いてます。
「古剣奇譚」は800年後の再会シーンで終わるという話もあったようですが、会えないままだったからこその余韻が残ってます。
「蒼蘭訣」は東方青蒼も小蘭花も長珩も容昊も赤地女子もみんな死んでしまうんじゃないかと思ってたんで、拍子抜けしたかもw
喜劇に始まってシリアス化するのもいつものことなんでそっちをいまさら文句言う気はないですが、もっとはじけたストーリ展開を期待してたので、ちょっと残念。
ただ、こういう起伏の多いストレートな恋愛ものが人気あるというのは理解できます。強面からツンデレ、スパダリと変身していく男主、超絶美女というわけではないけど視聴者が自分を投影しやすい女主の設定はうまく視聴者のニーズをとらえてるんじゃないでしょうか?
ということで、蒼蘭訣終了。
徐海喬も張凌赫もあんまり光らなかった感じで、王鶴棣一人勝ちというところでしょうか?
そもそも水雲天のキャラにあまり仙気を感じさせるキャラがいなかったんですよね。裏切った容昊や月尊率いる蒼鹽海の方がまだ仙気を感じました。まあ天界がろくなもんじゃないのは毎度のことですが、これもなんかの?というのは余計な勘ぐりでしょうね。
などと考えながら、小刻みに見ていたあまり熱心でない視聴者なので、最後までドラマ展開にハマることはできませんでした。でも、このドラマが大人気になったのはそれなりには理解しました。ま、趣味が違うということで、次行きますw
演 員 角 色 配音
虞书欣 飾 小兰花 虞书欣
王鹤棣 飾 东方青苍 王保顺
张凌赫 飾 长珩、萧润 任京浩
徐海乔 飾 容昊 王勇刚
郭晓婷 飾 赤地女子、谢惋卿
林柏叡 飾 觞阙 史泽鲲
李一桐 飾 司命
陈若轩 飾 长渊
洪 潇 飾 结黎 卜群
张宸逍 飾 巽风 邵彤
迟 嘉 飾 云中君 敖磊
彭 博 飾 澧沅仙尊 栾利胜
赵 滨 飾 老月尊
程 梓 飾 蝶衣 刘喆
出品人 龚宇、王一栩、张宇成
制作人 杨蓓、张宇成
监 制 王晓晖、林珊
原 作 九鹭非香《苍兰诀》
导 演 伊峥、钱敬午
编 剧 刘晓琳、白锦锦、张丽、戴勇
美术设计 单长斌
动作指导 智慧杰、高家龙
造型设计 易小雅
服装设计 杜庆历、俞汉
视觉特效 叶子、武世杰、杨万曾