江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

浮図縁 その2

13~24集

 

 コメディから、ややこしい三角関係恋愛ドラマ、権力争いドラマになってきた感じの今回視聴分。

 主人公二人はさっさとお互いの気持ちを確認、「太監でもなんでも、肖鐸がいいの」という女主がかっこいい~とか思って見てたら、「やっぱり韋小宝」だったかwwwとなりました。

 しかし、中華ドラマ世界には便利な薬がいっぱいあるわ。

 

 慕容高巩がどんどん黒化していくところが、今回視聴分の見どころでした。元宵節の夜にデートを楽しむ肖鐸と歩音楼、そこに慕容高巩が現れ、デート台無し。しかも、刺客が現れます。肖鐸が捕らえた刺客を怒りに任せて惨殺、剣を振り下ろすたびにだんだんと恍惚とした表情になっていく慕容高巩。何潤東の顔つきが変わっていく演技にすごみがありました。

 立派な皇帝ならこれくらいはと弓矢を持ち、初めはまともに飛びもしなかった矢がだんだん的の中心に近づき、皇帝としての教養を身につけると韓非子なんかを読みまくっています。そのたびに目指す皇帝像が専制君主、暴君方向に向かっていきます。

 

 そして、この皇帝は歩音楼が好きでたまらない・・・

 自分のところにいる歩音楼を宮中につれさられまいと知恵をめぐらす肖鐸、宮中になんか行きたくないという歩音楼は、皇帝に敵対する南苑王に歩音楼の姉を嫁がせるというのを口実に二人で都を離れます。

 

 この歩家というのはろくでもない一族で正妻とその娘音閣が音楼の母や彼女をずっと虐待、娘の代わりに年老いた皇帝の才人に送り込んだり、殉死させて一族が褒美にありつけるように無理強いしたりしたあげくに、音楼の実母はネグレクトの末に死に、今では端妃となっている音楼を拉致監禁して南苑に嫁がせようとするとかもう笑うしかないくらいろくでもない。当然、ここに肖鐸が現れて彼女を窮地を救います。

 

 やってきた南苑では、早速音閣が南苑王をたきつけて音楼と肖鐸に対抗しようとしますが、陰謀の格が違って勝負になりません。

 

 もともと肖鐸は6年前に殺された双子の弟の仇を討つために、宮中に潜り込み、昭定司の掌印にまで上り詰めています。その犯人ではないかというのが南苑王なのですが・・・

 ともかく南苑にいる間にどんどん距離が縮まり、肖鐸の秘密も明らかにされ、とうとう二人だけで結婚を決めて天地に拝礼~をやってしまいます。

 

 そんなところに、南苑で音楼が毒を飲まされたと聞いた皇帝が現れ、すぐに彼女を宮中に連れ帰ると宣言。イチャイチャ手をつないで戻ってきたら、いきなりどん底に突き落とされた感じの二人。

 さすがに皇帝も彼女には他に思い人があるんではないかと思い始めていますが、大監の肖鐸とは思ってないようです。こっちの話、例えば「本物の大監にしてやる~」あたりが来るのは、もうちょっと先ですかね?

 宮中ではすぐにも~と焦る皇帝、なんとか逃げようとする歩音楼の一幕。

 

 皇帝にとって巨大な権力を持つ昭定司の掌印肖鐸は自分が専制君主として君臨するためには目障りでしかなく、彼の権力を削減しようとあれこれ手段を巡らせます。

 問題は、この慕容高巩がいつからブラックだったのかというところ。初めは灯篭作りしか興味も能もない福王として現れ、先皇帝の一人息子をあずかり過失致死させてしまったところから皇位についたわけですが・・・最初から真っ黒けではなかったのですかね?

 皇帝の妃として宮殿に軟禁されてしまった音楼、肖鐸に危険が及ぶことを恐れて、わざと愛想尽かしをしてます。

 とにかく都では皇帝だけでなく、音楼の父や先帝の永安皇后等敵がいっぱい。音楼に味方するのは配下たちの他、慕容高巩の妹慕容婉婉と南苑王の弟宇文良序ですが、こちらのCPもいろいろ困難抱えてますな。



 こじれた主人公二人の関係のこれからと合わせて、こちらの陰謀の行方がこれからの見どころでしょうか。


 同じ古装劇でも「少年歌行」ほどの熱意をもって見てないんで、どうしても視聴が遅れがちです。でも、主人公CPより反派の方に興味関心があるとはいえ、きちんきちんと更新追いを忘れないくらいの熱意はあるのですよ。なんで、三日間更新したら四日間更新お休みってのは何とかしていただきたいです💦