江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

玉骨遙 その1

1~4集

 

 古装劇が出ない出ないと嘆いていたら、7月に入ってどこからともなく「玉骨遙」の配信がスタート、続いて「塵縁」の配信も始まって、先行している「長風渡」「雪鷹領主」と合わせて同時に4本が私の視聴中リストに並ぶことになりました。

 ほんと、もう少し平均化して配信してくれないもんですかね~。噂によりとさらにまだ待機中のあれやこれやも出てくるとか?まとめて出されるとどうしても作品同士を比較してしまって、後回しからそのままというパタンが出てくる危険性もあり、いっぱい出たからうれしいね~と素直に喜んでいられない今日この頃。

 とりあえず「玉骨遙」と「塵縁」第1回配信分の感想文を書かせてもらうことにして、まずは出た順で「玉骨遙」から。

 

 これも配信が始まると何度も肩透かし食った上に、突然の配信開始というパタン。まあ、まだでないのか?とはずっと思ってたので、配信開始はともかくめでたい。

 

 新しいドラマが始まるときに、ゼロから見始めるというのは少なくて、事前に配役とか原作とかいろいろ情報があって、見てないのに何かしらの評価ができてるってことありますよね。

 この「玉骨遙」の場合、まず肖戦の主演、しかも見目の良い仙人の役らしいというのが一番大きな話題だったと思います。それだけで評価が爆上がりした彼のファンの方も多いはず。私的にはもう幻玄劇には食傷気味とか思いつつ、それなりに楽しみではあったんですよね。

 ところが、その気分にいきなり冷や水ぶっかけられた感じになったのが、李易峰主演の「鏡・双城」。ご存じの方も多いと思いますが、この二つの話、同じ原作者の作品で、ドラマ世界が共通し、「玉骨遙」の話の後に「鏡・双城」が続いているそうです。(原作そのものは未読なので、間違っていたら教えてください)

 

 で・・・「鏡・双城」

 以前に書いたことを繰り返しはしませんが、これをとにかく見終わった後に思ったのが「肖戦の玉骨遙は、大丈夫なんだろうか」だったのです。

 ドラマは脚本次第で、原作よりおもしろいものになったり、そうでなかったりするんで、もやもやしたままの視聴開始を迎えました。

 

 と、長々「これまでのお話」に触れたのは、やっぱりあんまりのれなかったからです💦
 まだ4集見ただけなんで、何とも言いきれませんけどね~

 主人公の空桑の世子時影は鮫人の側室の陰謀で父によって殺害されそうになり、母と共に焼身自殺を装い彼だけが死んだと装って母の手で九疑山の大司命の元に送られる。彼は赤族の郡主朱顔と知り合ったが、彼女との間に劫が生まれ18歳になる前に出会えば、彼女を殺さなければ自分の命がないという関係になる。

 この世界は空桑が一強、それに赤族、青族、白族などが従い、鮫人はさらに下という構成になってるのは、「鏡・双城」で学習済み。普通なら、それだけでもテンションあがるんですけど💦

 


 外界とは隔絶され、九疑山で修仙の修業に励む時影はもうすぐ18歳。こういう時になって、宮中でひっそりと生きていた母親の死が伝わり、自分のせいだと苦しむ時影。朱顔は勝手気ままに九疑山の禁地に入り込んできて、出会ってはならない二人が再会。

 彼らの間の関係を知る神鳥重明たちは朱顔を殺せというが、そうはならないままに話が進んでいます。

 ま、当然ですが・・・

 

 この話、メインはもちろん時影と朱顔の関係なんでしょうが、なんかウザそうなキャラがうじゃうじゃいそうで。その第一が白王の庶子白雪鷺、なんしろ中の人が王楚然。朱顔の任敏とは「清平楽(孤城閉)」で父仁宗の愛妾と一人娘という関係で対峙していました。今度もそんな感じ?
 しかし、両方とも陰キャでウザいのと陽キャでウザいのって感じでほんとウザい・・・😩

 

 傘を武器に白い衣装を翻す肖戦の時影は確かに見栄えがして、目の保養になります。でも、なんかこの話自体に「花千骨」の匂いがするせいでしょうか?17歳ではなくもう少し年長からスタートさせたら、さらに良かったのにと思うのです。もっとも時影というのは「花千骨」の時の霍建華のような圧倒的な師父感はいらないキャラなのかもしれませんね。まだまだ話は始まったばかり、これからに期待ですね。

 

 とはいえ、何となくこれからの話が見えてくるようなストーリ展開に、「鏡・双城」の時に明らかになったアレコレを考えるとどうにもテンションが上がらないのが正直なところ。まあずっと待ってはいたんでもう少し視聴する予定です。

 

 個人的に、視聴していくうえで一番の不安は同じ幻玄劇とはいえ多少ニュアンスが違う感じの「雪鷹領主」はともかく、これと「塵縁」が混ざってしまいそうなことです。すでに門派とか何とかの名前が怪しい。その上に、両方に「秋水」なんてキャラまで出てきて、個人的には混乱必至。