江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

玉骨遙 その2

5~14集

 

 どうにも「鏡・双城」のトラウマが後引いていて、ドラマ視聴にテンションが上がらないというより、おっかなびっくりなんです。そういう部分のない「塵縁」なんかと比べて、明らかに最初から個人的にはマイナススタート。
 ということで、これ以上放置しておくと見なくなってしまいそうなので、「塵縁」より優先してこちらを見てました。


 おっかなびっくり再スタートさせたものの、見始めてみると意外に楽しく見ていました。

 前回視聴分はほんの冒頭ですから、これからが本番なので、ここで「つまらん!」となったらもう救いようはないわけです。そうはならなくて、まずはよかったと一安心。現時点での個人的見解としては「鏡・双城」よりはドラマとしてまとまっている感じですが、まだ半分以下なので、なお先行きは不安。

 

 突然現れた白モルカーもどきというか白ハム太郎もどきのせいで、募る不安。これ、原作にも登場するんかね?女主のウザさを強調する以外の役目果たしてないと思うけど・・・

 

 九疑山というのは下界と隔絶したほぼ仙界みたいのもの、という設定なんでしょうけど、なんかわちゃわちゃ下界の力関係やらなんやらしがらみと無縁ではありません。

 とにかく18歳の誕生日を迎えた時影、それまで九疑山のさらに人目に触れないところにいた謎めいた存在だったわけですが、これからは「大司命」に次ぐ立場の「小司命」として正式にデビュー。それで、最初の弟子を迎えることになって、選抜大会が行われます。

 つい最近「雪鷹領主」でも見たな~とか・・・でも、今度は男主は選ぶサイド。

 

 多くの候補から残ったのが、赤族の朱顔、白族の白雪鷺と白雪鶯姉妹、青族の将軍青罡の4人。白王の庶出の娘である白雪鷺は自分の邪魔になるものは手段を選ばずに排除、その上大司命にお前が小司命の弟子になれとあおられて、その気になっています。それを知った時影は、朱顔を弟子にしようと彼女に特訓。

 元から「私は無理」と一抜けた状態の白雪鶯や選抜トップになっても九疑山には残らないという青罡の他には、このけたたましいわがまま娘しか選択肢もなかったわけですが、「わがままも、ドジっ子ぶりもちょっとかわいい」というなんか昔懐かしい少女漫画展開してます。
 しかし、まともに実力で勝負したのは青罡だけで、朱顔も白雪鷺もずるしてないか?

 

 弟子入り勝負に負けた白雪鷺、次は太子妃狙う!とさっさと方向転換しています、打たれ強いというか、経験積んでるかならね~と筋違いに納得💦

 

 ここで見ごたえ十分だったのが、選抜テスト最終局面での朱顔vs白雪鷺の武芸対決。この二人が空中を飛び回って、戦う場面は予想以上に悪くなかったです。白雪鷺の王楚然出演作は「清平楽」をはじめ相当見てるんですが、ここまでワイヤアクションにとりくんでるのは初めてです。

 

 時影と朱顔が師弟関係になるのに、13集までかかりました。

 ここから本格的にストーリが始まるんですかね?

 

 肖戦の時影、任敏の朱顔、白雪鷺の王楚然の他のキャストも少し紹介。

 大司命に韓棟、この大司命、時影に国へ戻って母の仇を討たそうとさんざんあおってますが、若い時影の方が悟りきっていて作戦は失敗。ただ、これからもやらかしそうなキャラで、こいつ実はアレでないのか?などと「鏡・双城」絡みで勘ぐってます。



 青罡将軍には「恩賜小件作」蕭瑾瑜の王子奇、朱顔を守る鮫人の止淵には「長歌行」魏書玉の方逸倫、二人ともなかなかいいキャラなんですが、背景に重苦しいものを抱えている様子。


 時影のよき友で神鳥の重明の李明徳、時影の弟時雨には葉盛佳。こちらは共に可愛げのあるキャラなんですが、これからいろいろと大変そうですw


 そういえば時雨の葉世佳は「鏡・双城」でも炎汐といういい立ち位置のキャラで登場していました。撮影順からいうと「玉骨遙」の方が先だったわけですが、主だったところで両方に出てるのは彼だけでしょうか?

 後は、野心むき出しの青王に阮聖文、彼がいるせいで「花千骨」を思い出してならないのに拍車がかかったりもしています。他に陳紫函、何晨銘なんかのお馴染みの顔ぶれも脇を固めていて、配役的には結構豪華な雰囲気です。

 

 師弟関係となった時影と朱顔、重明と共に疫病が発生した村で治療に当たってますが、ここまでで14集。

 あっちでもこっちでも企まれている陰謀がこれから顕在化してくるわけでしょうが・・・話がとっ散らかってしまわないかと気にしつつ、本日はここまで。