江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

塵縁 その1

1~6集

 

 さあ、がんばってとっとと視聴して、さっさとブログ書くぞ~

 と、無駄にテンション上げつつ、「玉骨遙」に続いて配信スタートした「塵縁」の第1回配信分。


 こちらは楊頴と馬天宇主演の幻玄ドラマ。

 第1集を見た限りでは、「雪鷹領主」「玉骨遙」と三作並んだ幻玄劇の中では一番私の趣味嗜好にマッチしているかなと思ったのですが・・・先行きは不安です。

 

 馬天宇演じる紀若塵は孤児で、砂漠で客棧を営む夫婦に拾われ、そこで紀小二と呼ばれて暮らしていました。この客棧、どう見ても黒店w

 そこへやってきたのが洛風、彼は実は罪を犯して人間界の巡視をしてこいと言う罰を受けた天界の仙人の化身、謫仙でした。ことろがこの謫仙、客棧の中で死んでしまいます。まあ、事故死?店に死体があっては困ると主夫婦と紀小二は死体を埋めてしまいますが、彼の身につけていた青色仙石の首飾りを「お前、もらっとけ」と小二に押し付けます。

 

 ここから紀小二は、仙人の力を持った謫仙と誤解され、たちまちにたくさんの門派からうちの弟子になれと迫られることになります。

 そして彼が入門することになったが西玄派。ここの大師兄張殷殷が「あんたを助けたのは、私!」と引っ張ったわけですが、まあそういうことで謫仙として衆目を集め、特別待遇を受ける修仙生活が楽しくスタート。自分が謫仙ではないことは本人の重々承知してるんですが、なんかその気になってがんばってます。

 こういう弟キャラで、いい加減なところもあり、正義感あふれるところもありというようなキャラをやらせると馬天宇はうまいですね。重すぎず、軽すぎず、うまくキャラを引き立ててます。

 

 彼と思いを通わせるようになったのが、楊頴の張殷殷。威勢のいいのちゃきちゃきしたキャラを演じています。彼女、今更跳ね返りのお嬢さんキャラはどうかな?と思ってたんですが、思った以上に違和感なかったです。要は演出の問題なんですかね~と何かを思い浮かべる🤔

 この張殷殷には子どもの時に天孤蘇姀によって、自分の後を継げとで妖に変わってしまう豢妖株が体内に埋め込まれてしまってます。彼女は外に見えないところで、この豢妖株が引き起こす発作と戦っています。

 

 さて、、、この二人が主人公CPですが、もう一組のCPがこのドラマの軸になります。

 それが最初に青色仙石を持っていた仙人の化身である本来の謫仙洛風とそれを仙人に送った青石仙の化身という顧清の二人。西玄派に悪意を持つ青墟派は一度は死んで、土に埋められた洛風を掘り出し、元神をとりだして弟子吟風の体に入れて洛風を復活させます。つまりですね~一度死んだ魏嬰が莫玄羽の体を使って復活ってパタン?

 おもしろいのはこの役を言わずと知れた「陳情令」で江澄を演じた汪卓成がやってることでしょうか?その上、謫仙が現れた、それはずっと私が探していた仙人の化身と現れた顧清を演じているのが宣璐、こちらは江澄の姉江厭璃。中華サイトでは江家姉弟が今度は情侶役と話題になってます。まあ、それを狙ってやった配役でしょうが・・・なんか演員さんが気の毒にも思えます。 

 

 導演の鄭偉文は「陳情令」の導演でもあったので、そういうつながりもあるのかもしれないですね?

 


 とにかく蘇った洛風は、青色仙石を返せと紀若塵に迫り、顧清は私を思い出してと紀若塵に迫り、謫仙同士で結婚するのがいいと顧清との結婚を西玄派の師父一同が紀若塵に迫り、それを聞いた張殷殷が「裏切り者!」と腹を立てています。
 門派の将来を考えろと師父に迫られた紀若塵、初めての挫折です。

 

 このややこしい四角関係は、すべて紀若塵が謫仙だとみなされているところから始まっているわけで、さっさとごめんなさいしてしまえばすむ・・・わけはないんで、それぞれの関係が詰んでしまってます。

 顧清に戦いを挑んで敗れた張殷殷は腹立ちまぎれに天孤蘇姀に弟子入りしてしまいました。ということで、張殷殷、妖化。まためんどくさいことになりそうです。

 ところでこの蘇姀の中の人、鄭希怡なんですね~個人的にはドラマで見るのは「小魚児与花無缺」以来?懐かしいです。

 

 その上に、洛風の従妹という洛惜塵が出てきて、従兄の青色仙石を奪った偽の謫仙紀若塵をやっつけてと昊方王李安にしなだれかかっています。

 一方でなんか怪しげな黒い影が出てきたり、いろいろ胡乱な人物も登場してきてます。こっちの方がメインで話が動いてくれるとうれしいですけどね~

 

 とまあ、最初に出てきた美爺につられて視聴継続を決めたこのドラマですが、主人公のどこかテキトーなキャラは肩の力を抜いて見ていられる感じで悪くないです。ただもう、こう同じような場面があっちのドラマでもこっちのドラマでも重なると、唯一違う雰囲気の「長風渡」がすごくよく見えてきて仕方ないのはどうしようもないです。

 それにしても、この数。四本とも最後まで見続けられるでしょうか?もう一つ新しいのが出たら、もう無理なのは確かです。個人的には、タイパ稼ぐ倍速視聴はしたくないんですけどね~するのはウザキャラのさばってるときだけにしたい💦