江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

蓮花楼 その2

9~18集

 

 ここまでで配信がお休みになるので、一区切り。

 約半分まで来たので、話も大きく進んできました。

 ネタバレは避けたい、でも仕方ないんだよね~ということで、画像下の立ち入りはお好み次第で・・・

 

 ざっくりいってしまうと「事件」を解決しながら、李相夷の師兄単孤刀の遺体を探してきましたが、いざ遺体が見つかってみたらどうも単孤刀の死にはもう一つ裏がありそうだとなります。そこで再び調査開始の李蓮花と手伝ってやるから体を治して、もう一度俺と勝負しろの笛飛声、李蓮花にさんざん追い払われながらも同行する方多病のトリオが再び捜査開始という運びになります。

 

 これと並行して、方多病が実は単孤刀と母の妹の間に生まれた子どもであるという事実が判明。これを知った笛飛声は彼を使って勝負しろと挑んだりしています。でも、結局、方多病が死の淵に落とされることもなく、「わりといい人」感の強い邪派の盟主です。

 方多病には、これは知らされませんでしたが、やがて母たちの話をこっそり聞いて自分の出自を知ることになりました。このドラマ、こういう「盗み聞き」場面が割と多いw

 

 笛飛声は10年前に自分が李相夷を倒したのは、彼が毒を盛られていたからだと知って、それでは真の「第一刀」とは言えない、もう一度勝負しろとせまっています。それを仕組んだのは彼の配下でなんとか笛飛声をものにしたいとしている角麗谯です。この角麗谯の中の人は王鶴潤、「長安十二時辰」とか「劉墉追案」なんかで結構見ています。今回のキャラはとにかく好きな男を手に入れるためなら何でもするという悪女、そういうキャラにはやっぱりこのくらいの美形でないと圧力も迫力も出ないよな~と「塵縁」の「悪女」キャラを思い出す・・・

 

 そして、李相夷のかつての恋人で結婚もすぐだったという喬婉娩には陳都霊なんですが・・・この人つい最近「長月燼明」でウザくてたまらないキャラで目をそらせ続けてたんですよね~中の人には悪いと思いながら、やっぱり目をそらしてしまうw
 この喬婉娩、李相夷が消えて10年、ようやくずっと彼女の側にいた肖紫衿との結婚を決意します。その婚礼の当日、式場に現れた角麗谯の毒で倒れ、李蓮花に命を助けられます。そして、やっぱり彼が李相夷だということがわかってしまいます。めんどくさいので、もうこのまま退場して肖紫衿と幸せになってもらったらいいのですが💦

 この肖紫衿を演じるのが黄宥明、最近では「山河令」の葉白衣のイメージが強烈ですが、この人強烈な反派も演じるので、どうにも今回も裏でなんかやってるように見えてならない。

 

 ついでに言うと、単孤刀の中の人が、賀鵬・・・続くときには続いて出てくるw・・・こちら「在下李佑」で悪徳商人でお目にかかったばかりで、やっぱりなんか怪しく見えてたまらない。若い李相夷を支えて四顧門を盛り立ててきた良き師兄のはずなんですけどw

 

 どうも李蓮花というか李相夷、どこまで正体を隠す気があるのかが疑問なんですよね~無了和尚は当然として、笛飛声や喬婉娩にも見破られてるし、顔を隠したらいいだろうと剣を使っているし、かつての四顧門にも行ってしまうし・・・なんかツメが甘い。

 そのうち、方多病にも知られるときも遠くなさそうです。

 

 もっとも成毅はこの「李相夷」と10年後の「李蓮花」の演じ分けはきっちりしています。10年前の活力に満ちた自信満々に武林を制覇していく若い天才と、死を間近かに感じながら飄々と生きている感じの李蓮花の違いをメイクだけではない演技で見せてくれています。

 

 私にはこの李蓮花、笛飛声、方多病の組み合わせ、それぞれ個性的なキャラなんですが、どこかみんな「かわいい」
 彼らがぶつかり合いながらも、どこかで互いに理解しあっているような感じがよいと思うのです。

 しかし、李相夷も笛飛声も、絶対仲間というか配下に裏切られてるよな~と確信している、性格の悪い視聴者ですw