江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

安楽伝 その2

7~22集

 

 途中で視聴意欲失速してしまいました。
 「偽物の帝梓元」が山から下りてきたんですけど、これがまたウザキャラで・・・わかりやすい反応の私💦

 確かに太子韓燁に絡む恋のライバルってのも作劇的には必要なんでしょうけど、私にはとっても視聴意欲のテンション下げまくってしまうんですよね~好みなんで仕方ない。とはいえ、今回はその偽帝梓元のメイクがまた目をそらすような厚化粧で、つらい・・・

 

 

 ともかく、話は探案もの系統の話と宮廷劇系統の話が絡み合いながら、交互に展開しています。

 

 登場するキャラの立ち位置もだんだんはっきりしてきてました。おもしろいと思ったのは、男女の組み合わせの設定です。

 皇帝韓仲遠一族への復讐を目指す安楽の側には、ずっと陰日向に協力し合ってきた洛銘西。その洛銘西の側には彼の配下琳琅。

 韓燁の妹安寧公主には戦場で彼女に助けられて以来側に使えている冷北。

 偽の帝梓元=帝承恩にはずっとお守りをしていた慕青。

と必ず異性のお付きがくっついている。

例外は韓燁の従者温朔ですが・・・彼、「阿苑」らしいですね~中の人陳涛、なんか許凱とか馬天宇に似た雰囲気ないですか?

 

 この人達がそれぞれに側にいるには理由がある。洛銘西と琳琅の関係は曖昧なところもありつつ、はっきりしてるのは帝家の復讐のために働き、安楽とはその点で協同している。
 ところが、安寧公主の侍衛冷北は、実は大靖国の敵北秦の皇子莫北で10年前の帝家の事件にも関わっている。


 帝承恩の側にいる慕青は洛銘西の手の者で、彼女の動向をずっと監視していたわけですが、どんどんブラック化する帝承恩に不安を感じている。

 反派の位置にあるのが皇帝韓仲遠というよりその母太后孫瑜君、彼女は帝梓元に下山するなら名前を「承恩」と変えろというような無理な要求を突き付け、なんとか太子との間を割こうと画策。ところが、偽者にはそんなことはどうでもよくて、10年も身代わりに閉じ込められていた山から解放されるなら何でもするというキャラ。下山してきて、さんざん太后にごまをすってますが、その結果韓燁や安寧に疑われるようになります。この偽物もどんどん悪事に関わるようになってきて、帝家の事件を企んだ一味と手を結ぶようになっています。

 その帝家滅門のシナリオを描いたのは左相姜瑜で、彼は北秦とも関係を持っています。

 

 こういう悪いメンバーが黒々と揃っている中、安楽たちは江南で知府の犯罪を暴き難民を救って庶民から喝さいを受け、太子妃選びのパーティで一芝居打ち、10年前の事件の証人を探し、黒衣の一団に襲われて二人で崖落ちしたりと大忙し。

 

 その間に、二人はどんどん距離を縮めていくのはお約束。そのうちに、安寧も韓燁も安楽こそが帝梓元であることに気づきます。ところが、彼ら兄妹には帝家に対するひけめがあるし、安楽も二人が気づいたとわかっていてもそれを認めることはしない。微妙な関係です。

 

 じゃあ、太子の大婚はどうなるというのがこれからの見どころ?私こそが太子妃と鼻息の荒い偽もの帝承恩との宮廷劇なんか見たくないよな~とまた腰が引けてる。

 もっとも安寧の侍衛に化けてる北秦の皇子や左相たちがどんな手を打ってくるか?なんてのは楽しみ。

 10年前の真相もこれからだんだん出てくると思うし、そろそろ配信も終わる時期なので、とにかく視聴継続。