江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

中途半端な・・・エンチンがいく終了

イメージ 1

GYAOのエンチンがいくなんとかかんとか・・・が終わりましたね


いや、最初の2話はすばらしく面白かったんですけどね、途中で失速。主人公がつまらなくなってしまった。エンチンの個性が光らないし、シーシーは途中でただの耐える女になってしまったし、皇上はずっとうじうじしたままだし・・・三人が三人ともうじうじしたままラストまで行って、なにも解決しないままに終わっちゃったよ、35話。
だいたい、このドラマには歴史的事実と水滸伝の中の「事実」という二つの縛りがあって、それにがんじがらめになってしまったみたいですね。
まず、この皇上。金国に宋の北半分をプレゼントしてしまった上に、自分と息子の二人の皇帝がそろって金の捕虜になってしまったというあの絵だけは上手な徽宗皇帝。このドラマの何年か後に「靖康の難」が控えているわけです。
次に燕青(エンチン)、水滸伝の中でも活躍しているヒーローです。李帥帥(シーシー)も皇帝の寵愛を受けてた、燕青とのつながりから皇帝と梁山泊の間をとりもったと水滸伝に出てる。で、ガオ大臣、カタカナで書くからわからないけど、高求でしょう。となると、この時点で燕青には殺せない。
というような縛りだらけの中で、できたドラマだから、中途半端なわけね。
まず、エンチンとシーシーの敵討ちはどうなった?中ボスのレンエンだけで終わり、ラスボスのガオ大臣はそのまま。あれだけ悪いことをしたシュエイは、いい子で死んじゃったけどあれでいいわけ?シーシーとエンチンの決別は理由がよくわからない。自分が傷ついたからとエンチンと分かれるんなら、なんで皇帝のところにもどれるわけ?エンチンはエンチンでなんで梁山泊に行ったわけ?すべての「罪」は皇帝から免罪されてんじゃなかった?失恋が理由?それにしても、それまでに梁山泊が出てこない・・・
ところで、このドラマにラブコメディとジャンルわけした担当者さん・・・最後まで見てないでしょ。