江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大漢天子 パート2

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あ、中国的ぶちっ


ともかくもパッチワークに大漢天子41集が終わりました。
最後の35,36集を見て、40,41集を見るという飛ばし飛ばしで、理解できたのは、① 結局祖母と母親と親戚一同を朝廷から追い出すことに成功した ② 匈奴との戦いに一定勝利した ③ 淮南王の反乱を鎮圧した ということ。東方朔(飾 陳道明の孔明的占い師で軍師で・・・なんでもできる)のアドヴァイスで軍事も政治もまあ成功したけど、それまでの過程でやさしいたった一人の姉は死んでしまう。結拝兄弟の4人も,年軽人にありがちな短慮と粗忽さのせいで漢の重臣となりながら、淮南王の反乱に絡まって、皇帝の下から去っていくことになる。しかもそのうち2人は死罪で首を切られ、一人は自害し、一人は漢を去らざるを得ない立場に追い込んでしまう。東方朔もまた、漢を去って、みんな皇帝の周りから去っていく。(それに、私が見てない間にもっといっぱい死んでるような気がする。)
一夜彼らの夢にうなされて、目覚めた武帝が「彼らはみんなどこにいってしまったのか」とつぶやく。黄暁明のアップ。で、おしまい!!ぶちっ!!エンドロール!!
あまりにも見事な中国的ぶちっ!!に思わず「やったあ!!」
確か第1集の冒頭は、年老いた武帝が彼らのことを回想して、「いなくなったものはみんな若い。自分ひとりだけが年老いてしまった」てなことを言って、崩れ落ちるシーンから始まってた。日本なら、きっとこのシーンと最後のシーンをかみ合わせるだろうと思うんだけど、中国式はあっさり「ぶちっ!」
もう、かえって爽快なくらい。
しかし、この「大漢天子」字幕のある回とない回があって、そうでなくても理解力に欠けるのに、輪をかけてくれた。始めからなけりゃないで、あきらめるのに、ほんに人騒がせな・・・