江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

尋秦記 クリア

イメージ 1

大好了 やっと最後の2枚がきました


尋秦記を見てて、ずっと「どっかで見たことがあるっていうか、読んだことがあるっていうか」とデジャ・ヴにとらわれてたんですが、最後まで来てやっとわかった。
小松左京とか光瀬龍とかの時間ものSFの流れといっしょのストーリ展開なんだよ、これ。
だから、SFにどぼんしてた人間には、すご~~いおなじみ感があったんだ。
ネタばれは、できるだけ控えるつもりですが・・・
↑というだけで、ひょっとするとネタばれに十分なるかも・・・

一言で言って、とっても楽しいお話でした。

まるで、SF版というか江湖版、「わらしべ長者」項小龍が未来の知識やら、偶然の出会いやらをフルに活かしながら、自分が未来に戻るための条件である「秦の始皇帝即位の現場にいる」ことにせまっていく。
まあ、予想道理の展開になるんですが・・・(どんな予想だ)

メインストーリとは関係ないところで・・・最後の言葉遊び「宝児」を「ぼうい」と読んで、「デビット・ボウイといっしょ」というのは、広東語ならでは・・・北京語では「児」は「アル」ですもんね。「ショーユーイー」と「シャオユーアル」の違い。言葉遊びそのものが成立しない。やっぱりおんなじ中国語でも、香港作品は、手抜きせずに広東語で聞かないとだめってことでしょうか。

それにしても古天楽の二枚目ぶり、ものすごくもてまくるのが、いやみにならないってのがすごい。
そういや、成龍と出てた「宝貝計画」で現金輸送車の運転手役でカメオ出演してた呉彦祖が後ろから追っかけてきた古天楽をみて「はんさむ~~」とうっとりして、相棒の謝霆峰に「こっちへくるな」とふられるってシーンがありましたっけ。(台詞は大姐的希望的翻訳ですが)


・・・こんがり日焼けな古天楽。そのままで十分「少年包青天」の主役がはれそうな気が。