江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

おっと、そうだった大旗英雄伝

忘れてたわけじゃないんですけど


スタートしたチャンネルNECO武侠ドラマ第3弾「大旗英雄伝」、「神鵰侠侶」「連城訣」と並ぶと武侠ドラマの間口の広さというかバラエティの豊かさがくっきりですねえ。
どちらかというとファンタシィ系な「神鵰侠侶」、ひそかにど根性ドラマ系な「連城訣」、そしてアダルトでハードボイルドな「大旗英雄伝」というわけですが、どれも個性的です。
でも、ドラマの宣伝で古龍の日本での本格的な登場はこれが始めてって聞いて、意外な感じがしました。考えてみれば、私自身も2年位前にはまったく知らなかったもんなあ。なんか、今ではもうおなじみの作家になっちゃって、そうか世間ではまだまだ無名なんだと改めて思ったしだいです。まあ、その古龍をみんなに知ってもらうためには、多少の不愉快さには耐えなきゃ・・・と思いながらも、VTRからせっせとあの画像が絶対残らないようにAB消去にとりくんでいるところです。
後ねえ、「気鋭の」って紹介には、ちょいと違和感が。辞書で引くと「気鋭」てのは「大胆」とかって意味らしいから、間違ってはいないんだけど、どうしても「新進気鋭」とか「気鋭の新人」とか、新しく登場した人のイメージがあって、もう亡くなって何年にもなる大作家にそれはないんじゃないのって気がしてならないんですけど。まあ、個人的な嗜好の問題ではあります。
今週は、第1、第2集で、古龍らしい怪しげなお姐さんも登場。岡崎先生が古龍は悪女がうまいっていわれてたけど、ほんとですねえ。スケールの大きな悪女が好きです。上官飛燕とか邀月宮主とか・・・いいですよねえ。そういえば、王晶の「小魚児與花無缼」に出てきた江玉燕なんかオリジナルなのに、いかにもって感じですよね。
あれ以来、古龍にはまってしまって、翻訳本のなさにあきらめてネットでダウンロードした原作本にまで手を出してしまいました。動画がない分、字幕よりたちが悪い・・・まあ、雰囲気を楽しんでいるってところです。しかし、私ってば、どこまで深みにはまっていくんでしょう・・・今月の末には、上海に行くことになりました。観光のみなさんにくっついて、DVDと今回は本も買いに・・・ああ、同居的家族の視線が痛い。