江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

原作が気になるなあ・・・大旗英雄伝

登場人物たちが集まりだしたわけです


 今回は29,30集ってことだから、だいたい4分の3まできたわけです。
 今回の見せ場は、鉄中棠と朱藻の伝統的な竹林でのチャンチャンバラバラでしょうか。なかなかスピーディでうれしかったです。

 ばらばらに動いてた登場人物たちが、ぼつぼつ集まりだして、これまでの「謎」だとか、人間関係だとかもちょっとずつほぐれだして・・・物語はいよいよ佳境に!!ってとこなんでしょうか。
いくらなんでも広い中国、偶然に出会いすぎるとは思いますけどねえ、うちの人口10万人強の地方都市でもこんなに偶然であったりしないのに、まあよく出くわすこと。
 なんだか、このドラマ「泰山、鳴動してねずみ一匹」って感じの筋立てが多いと思いません?五福連盟と大旗門の怨恨のきっかけだって、正直たいした「秘密」じゃないもんだから、あんなに江湖中の評判になったばっかりに人に知られると恥ずかしいから内緒にしてたって気もする。

 朱藻と水霊光の婚礼だって、なんやかやと盛り上げといて、偶然現れた盛存孝の告白であっさり回避。で、鉄中棠が朱藻をあわや殺すかってところまで盛り上げといて、偶然現れた陰嬪が「あら、あの二人結婚しなかったのよ」とあっさり言って、回避。それまでにだって、鉄中棠が落っこちたところに偶然夜帝が住んでたりとか、いっぱい偶然にたよってたけどねえ。
 ちょいと偶然にたよりすぎの肩透かしが多いよなあ。
けど、今回一番いらついたのは、陰嬪と水霊光と温黛黛の女3人のほめちぎりあいの恋愛談義・・・あんな歯の浮くようなせりふの連続が古龍の原作にもあったんだろうか。ちょっと考えにくいんですけどねえ。

 恋愛がらみの個人的怨恨で、何代にもわたって、どうのこうのって話は、絶代双驕だっていっしょだから、古龍の特色なのかも知れないけど、それも原作読めてないからわからんし・・・古龍の翻訳本もっとたくさん出してほしいものです。