江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

顔真卿の斐将軍詩

なるほど、こういう書法なのね

イメージ 1笑傲江湖」で禿筆翁が「顔真卿の斐将軍状を元に編み出した筆法」ってので、令狐沖と腕比べしてました。いったいどんな古筆なんだと探してみました。こんなのです。
すごい!!行書とか楷書といった書体にも線の太さにも縛られず、自由自在に筆をふるっている。太く力強い線、思い切りスピード感を感じさせる細い線、優雅な字に無骨といったほうがいいような字・・・一つ一つの字がばらばら不統一のようで、でも、ひとかたまりになって視野いっぱいに見る人に迫ってきます。夢にまで出てきそうな字です・・・


イメージ 2なるほど、これなら「剣法」に応用しようと思いついても不思議ではないって気がしません?令狐沖が風清楊から「独狐九剣」を伝授されたときに、言われた奥義にも通じるような気がするというと、言い過ぎ?
けど、テレビの画面からは、これだけの迫力は伝わってこなかったなあ(^^;
書いてみたいけど、生齧りしただけの素人には絶対にまねもできない字だわ。
画像と下の釈文は拙風文化網からお借りしました。(http://www.wenhuacn.com)
 斐将軍
 大君制六合,猛将清九垓。戦馬若龍虎,腾凌何壮哉。
 将軍臨八荒,烜赫耀英材。剣舞若游电,随風萦且回。
 登高望天山,白云正崔巍。入阵破驕虜,威名雄震雷。
 一射百馬倒,再射万夫开。匈奴不敢敵,相呼帰去来。
 功成報天子,可以画麟台。