江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

83版射鵰英雄伝 崋山論剣

大結局 おもしろかった


イメージ 13部作のこれが、大結局。
こんどはあんまりあっと驚く展開はなかったけど、そうだよねえと納得したのが、いなくなった黄蓉を捜してた郭靖がどうして蒙古までいっちゃったかというその理由付け。
「やあ、久しぶり。一緒に帰る?」「じゃ、そうするか」では、あんまりなと思ってたら、これではしっかりそこのことろが肉付けしてあった。
どうも、武侠もののドラマ化とかって、どこをどう肉付けしたり、ひねったりするかっていう点でシェフの腕比べ的要素もあるんだと、納得してきた最近です。だから、おんなじ原作でもいくらでも楽しめるわけね。
あと、崋山論剣で郭靖が黄薬師と洪七公と手を交えるわけですが、これがとにかく良く言えばきちんとした武打シーン、悪く言えばものすごい地味・・・あっと言う間に終わっちゃって、ちょいと肩すかしでした。
ラストは、このあと桃花島で快楽日子を・・・と言いながら、郭靖と黄蓉が二人で去っていく大地に累々と横たわる蒙古兵と金兵の死体。二人のこれからを暗示するような終わり方。中華な電視劇にしては、なかなか後引きでしたわ。

ストーリーは面白かったし、地道な武打シーンも悪くなくて、楽しめたんですが・・・
穆念慈って、どうしてこうアレなんでしょ。将勤勤が演じるまで、黄蓉と勝負できるくらいの配役はされなかったというか、できなかったというか。83にしても、94にしてもあれが穆念慈ではいくらなんでも楊康が気の毒に思えてならないんですけどねえ。
美人がどうとかいう前に、一度で楊康を引き付けた魅力が見当たらん。

ところで、この83版射鵰英雄伝って、当時の若手、今の大スターがチョイ役で出てることでも有名なわけです。さすがに、周星馳とか劉嘉玲、呉鎮宇とかはしっかりみつけられたんだけど、刘德华、梁朝偉、郭富城、周潤発、郑少秋、梁家辉、刘青云、黄秋生、汤镇宗とかってほんと?探したけど、見つけられなかった。webに写真が載ってる人もいるから、全部ががさじゃないと思うけどなあ。なんせあの狄龙まで桃花島の召使で出てたって。彼は当時も大スターでしょう、ほんとかね。ざっと探してみたけど、発見できなかった・・・出てたら、楽しいけどね。

さてと、次はなんだ?東邪西毒があるなら南帝北丐ってとこでしょうか?