江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

雪山飛孤 その12

第13~14集


程霊素が胡斐、苗若蘭とともに苗人鳳の目の治療に行くという今回の放送分です。
(一見何紅薬の)薛鵲と程霊素の毒手薬王一派をめぐる話は、もう原作からは自由自在にかけはなれちゃってます。
「こぶ」苗若蘭はくっついてきちゃってるし、薛鵲はどういうかけか文泰来に横恋慕して、彼の子どもを生んだ気になっちゃってるし、他の弟子は出てこない・・・といいだすと、この後いちいち数えあげることになっちゃうか。面倒だから、やめた。
毒にあたった苗若蘭の紫色のたらこ唇は、伝統的?中毒の表現だけど、けっこう強烈だった。
この11歳の小娘と19歳程霊素が胡斐をめぐって、真っ向勝負!!てのは、冗談としか思えない。11歳でも結構一人前だったりすることもあるけど、この子にはそんな雰囲気ないしなあ。どっちかというと「郭芙」というか「温青青」というか・・・まあ、これから苦労して人間磨いていくわけね。
対して、鍾欣桐の程霊素はどう見ても落ち着いたおとなの女性。適当に、若蘭をあしらっているようで、結構やってくれちゃってます。この辺は、毒使いの伝統でしょうか?やっぱ一筋縄ではいかない。
さてと…じゃあ、胡斐は?というと、この2集分で彼が何をしてたかというイメージが薄い。女二人に振り回されてただけじゃないか?
だいたい、中国語版では主役のトップが胡斐の聂远じゃなくて、袁紫衣の朱茵と程霊素の鍾欣桐になってるくらいだから、そういうもんなのかもしれませんが。わたしとしちゃ、もうちょっと主人公には主体的に活躍してほしいものです。