まず、これって、実在の皇女をモデルにした歴史劇で、基本的には恋愛ものかなあ。1880年代後半、日清戦争寸前の清朝を舞台に西太后にかわいがられた留学帰りの十三格格毓琳とその恋人で太平天国の乱に関係した父親を持つ中英ハーフの金髪男、彼女の幼馴染で結婚するのは自分と決めていた七貝勒の三角関係がどうなっていくかという話を中心に、朝廷の権力争いや太監の李蓮英たちの悪だくみ、西太后と光緒帝の関係、中国の西洋化なんかをからめて進んでいく話なんですが・・・
へんだ!
なにしろ、この話、三十集が終わっても、何一つ終わっていない。
日本で出てこないだけかと思ったら、どうも中国でもそうらしく「あの終わり方はなんだ?」「納得できない」というスレが立ってた。
とにかく、詳しいレビューはしないけど、日本版三十集のラスト、十三格格は北京を去って隠遁、「北洋水軍が日本軍にぼろ負けしました」という知らせが来て、驚愕する西太后のアップというところで終わってる・・・
へんだ!
なにしろ、この話、三十集が終わっても、何一つ終わっていない。
日本で出てこないだけかと思ったら、どうも中国でもそうらしく「あの終わり方はなんだ?」「納得できない」というスレが立ってた。
とにかく、詳しいレビューはしないけど、日本版三十集のラスト、十三格格は北京を去って隠遁、「北洋水軍が日本軍にぼろ負けしました」という知らせが来て、驚愕する西太后のアップというところで終わってる・・・
中華なぶつっといってもいくらなんでも、ひどすぎるよ。
まあ、このラストを見るまでは、豪華絢爛と言いながら、全然威厳のない西太后やら安っぽい鬘やら、全然金髪のハーフでもなきゃ主人公の恋人らしい美形でもない林一中やら、狭苦しいセットやらに文句をつけてやろうと思ってたんだけど、その気も失せた・・・
日本語の翻訳も正直、ミスが多いしねえ。漢の劉邦の妻「呂后」のことを「呂後」って書いた字幕には、それこそ抱腹絶倒したよ。レベルの低いタイプミスだねえ。
それに、郭靖母をやってた呂麗萍がやってる西太后の口ぶりが「あなたたちは、だめだねえ」とか「だから、いってるじゃないか」とか、まるでその辺の世話焼きおばさんの世間話そのまま。「この頃の若い人は自己中なんだから」なんて科白まで飛び出してくるんだもの、そっちのほうが波乱万丈だった。
日本語の翻訳も正直、ミスが多いしねえ。漢の劉邦の妻「呂后」のことを「呂後」って書いた字幕には、それこそ抱腹絶倒したよ。レベルの低いタイプミスだねえ。
それに、郭靖母をやってた呂麗萍がやってる西太后の口ぶりが「あなたたちは、だめだねえ」とか「だから、いってるじゃないか」とか、まるでその辺の世話焼きおばさんの世間話そのまま。「この頃の若い人は自己中なんだから」なんて科白まで飛び出してくるんだもの、そっちのほうが波乱万丈だった。
まあ、愛くるしい表情の李小璐を見て、ただの世間知らずの七貝勒が毓琳を手に入れたくて次々と悪だくみに手を貸していくという転落物語を見るだけなら、まあまあというところ。
膨れ上がったさまざまな課題はなんも解決せず、広げた風呂敷は広げっぱなし・・・という開いた口もふさがらない30集でした。
やれやれ・・・なんか無駄骨~~~