江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

孫子大伝 その3

16~24集

 孫武の策略を取り入れた呉がいけいけどんどん~~と楚を落とすのが21集くらいまで。
 
 なんとか呉の軍勢が都の郢に入ることを阻止しようと自ら人質として闔閭の前に現れた霊樾公主だが、闔閭は一顧だにせず、弟の夫概に与えてしまう。
 
 楚の平王は、都を脱出、わずかな臣下とともにその復興をかけて、苦難の道を歩き出す。
 念願の楚を倒し、郢都に入場した闔閭は得意の絶頂。
 伍子胥も前王の死体を引っ張り出して、むち打ち、復讐を遂げる。
 
 その間に、孫武に協力して楚軍をかく乱した季札は戦いの悲惨さを嘆いて姿を消す。
 けど、この人、そんなことは初めからわかってたはずで、それをわかった上で孫武に協力したんじゃない?聖人君主の代名詞みたいな人だけど、ちょっと思慮に欠ける感じ。
 
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 その季札に師事していた漪羅は、ようやく孫武の元に戻る。
 戻った途端に、べたべたしてますが・・・なんかなあ?
 
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 そこから後は、霊樾公主に炊きつけられた夫概が反乱をおこし、自ら呉王を名乗る。まだ、楚の都にだらだら居座っていた闔閭は楚と秦の連合軍の猛攻撃にあっているのが、24集ラスト。
 
 最高の兵法を書き残し、呉の軍を作りあげた孫武が実は厭戦家で平和主義者。自分の兵法が都合よく解釈されて、次々戦いを拡大させていることに心を痛めている。
 本妻の帛女にいたっては、あの兵法は我が家にとっては厄病神と言って憚らない。
という状況でいったい何が言いたいのか、よくわからないのが現時点。
 場面場面ではけっこうおもしろく見てるんだけど、通してみると登場人物のやること、思ってること、言ってることに一貫性がないというか、本音と建前がありすぎるというか・・・
 とにかく、後10集かな?