江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

少年神探狄仁杰 その1

1~9集

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 イケメン・美女揃いの「古剣奇譚」に次いで、これまたイケメン揃いという前評判の「少年神探狄仁杰」。こっちは美女担当は林心如一人のようです。

 どっちも出ている馬天宇、人気者なんですなw

 だいたい1~2集で、狄仁杰が父親にしたがって都に出てきたというイントロ場面。
 おつきの二宝、幼馴染で「婚約者」の童夢瑶と三人で、わいわい都にやってきて、京城四少と呼ばれるお坊ちゃま集団、中でもその第一の王元芳と知り合い、探偵の腕を競う・・・まあ、登場人物の紹介パートです。

 それにしても、主人公の幼馴染の婚約者ってのは、どれもこれもやたらけたたましく、主人公をキーキー声で支配するのかねえ、聞き苦しい。

 王元芳@馬天宇は、少年包青天の公孫策の位置にくるわけですが、武芸の腕もたち、姉は皇帝の后、父親は大臣といういいとこのお坊ちゃま。いつもとりすました表情でいるのは、ほとんど同じような人物設定の古剣奇譚の方蘭生と差別化をはあるためでもあるんでしょうねえ。あっちはコロコロ表情が変わって、かわいい弟キャラ。こっちはとりすました主人公にライバル心を燃やす弟キャラ。ま、どっちにしても弟キャラですがw
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 2番目の話から、本格的にドラマが始まりました。

 朝廷では皇帝李治が無理やり別れさせられた武媚娘を何とか自分の后にしようと悶々としている。
 若い皇帝を支えるというより操っているのは、太宗李世民とともに唐の基盤を作った長孫無忌らの老臣たち。
 麗貴妃はいわば大奥総取締を任され皇帝の信任も厚いが、寵愛を受けているのは他の女たちで将来に危機感を持っている。
 彼女と父親の王佑仁は、他の女たちに寵愛を独占されないよう武媚娘を皇帝のもとに入れようと策を練る。敵の敵は味方というかなんというか・・・これが王元芳の父と姉。

 で、出家した武媚娘がいる寺に皇帝が訪れ、それに狄仁杰たちもくっついていく。
 すると、そこに皇帝の連れてきた大臣や将軍が殺されていくという事件が起こる。

 この事件を狄仁杰と王元芳が解き明かしていくというのが、メインストーリ。

 こっちは玄武門の変がらみの過去の因縁が解き明かされ、やがて意外な犯人も明らかになるのですが、それほど意外でもないですw

 中華サイトには、この絡みは時間的に無理があるという指摘がありました。
 でも、ドラマの「事件」の背景にはどうもこの玄武門の変がこれからも出てきそうです。生きてたのか、李元吉なんて有りそうな気がします。

 事件は解決したものの、黒幕が見えないところで悪人大笑いをしてましたからねえwww

 もう一つ解決しないのが、皇帝と武媚娘の関係。どうしても彼女を宮中に入れたくない老臣たちvs根性なしの皇帝、言い負かされそうになった皇帝を助けたのは、口八丁の狄仁杰。
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 こうして、将来政敵となるはずの狄仁杰は二人の恋の恩人となったのでした。

 黄宗澤の狄仁杰は、頭も切れるが武芸も達者。恐ろしい婚約者の童夢瑶より、寺で出会った李婉青に心を奪われてしまって、またキーキーやられてます。
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 気弱の皇帝李治をやってるのが、袁弘ですが、最近彼もちキャラ替えましたねえ。龍門?局のしゃべり続けの弁護士といい、この役といい、似合ってないです。どっちかというと狄仁杰に一歩及ばなくてじりじりしている王元芳のほうが似合う感じです。