1~22集
しばらく前のBS放送時に辮髪ドラマと話題だった于正ドラマです。
紅楼夢の後で勝手に録画されてたんで、これも何かの縁かと・・・
ぐちゃぐちゃと入り組んだ恋愛関係。
というか、それぞれ斜めにずれた恋愛関係。ちょうど一人ずつ横にずれて手をさしのばしてるような感じです。
主人公の玉児は、賢く思いやりがあって親孝行で・・・といいことずくめのよい子です。
この娘が、大金国の王ホンタイジの側室となってから、後宮の争いに巻き込まれ、だんだんと性格が悪くなっていくという後宮ドラマには定番のストーリー展開。彼女は将来の清の孝庄文皇后なんで権力争いを勝ち抜いていく話なんでしょう。
彼女と皇帝の弟ドルゴンの話は有名ですが、その話を于正風に練り上げてネバネバ話に。でも、于正ですから、ネバネバというよりあっけ~~な展開に。
だいたいヌルハチの後継が玉児の一言で決まってしまったりしてますから、大概なもんです。
主人公の玉児が袁姗姗@任盈盈ですが、この人于正に取り立てられて、主演女優に抜擢された人だそうですが、私にはどうしても「美人」に見えない。
その玉児の従妹で小玉児が鄧莎でJK儀林の人。
玉児のおばで皇后が蔡少芬で、后宮甄嬛伝の皇后。彼女もこんな役に居ついてしまったんですかねえ。
玉児の腹違いの姉で、彼女に嫌がらせの限りをつくすの海蘭珠が張檬@性格の悪い王語嫣。
ドルゴンは、最近あっちこっちに出てくる韓棟。
ホンタイジが、劉愷威でドラマで見るのは初めてな楊幂の夫君。
どうも于正ドラマ、演員のバリエーションが少ない。いつもの顔ぶれがあっちでもこっちでもとっかえひっかえ・・・
どのプロダクションの制作でも、お抱えの俳優はいるもんですが、ちょっと固めすぎ。
清建国当時の朝廷の権力図とか各国、各部族の勢力図とか、私には知識がないんで、そこらあたりはあんまり気にしないで見てますが、まあ辮髪がなかったら、どの時代の大奥ドラマと言っても通るはずです。
おもしろいっちゃおもしろいんですが、このドラマも日本語題名おかしくないですか?
原題は「山河恋・美人無泪」(美人無泪だったり山河恋だったり美人無泪・山河恋だったりしてますが)
それを「宮廷の泪・山河の恋」という邦題に。
トンデモ邦題を付けられることの多い中華ドラマにしては、まあ原題に近いんですが、無泪と泪じゃまるで反対なんですよねえ。そんなことくらいで泣かないといってるのに、泣かせてしまってる。レリゴーの日本語版と同じような感じ?
というかグラビティとゼログラビティな感じ?