江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

孔子春秋 その3

21~38集

 
イメージ 1
陸小鳳でもなく小籠包でもなく、日本での初回放送が終わった「孔子春秋」です。

 このドラマの邦題は「孔子」ですから、ほんとに珍しいことに中文原題よりも邦題のが、簡潔です。
 もっとも原題なら何でもいいかというと、同じドラマがころころと違う題名で出てくるかの国の電視劇界事情もいい加減にしてほしいんですが。

 周潤発の映画「孔子」も「孔子 決戦春秋」とかって、私の想像の斜め上をいくタイトルのDVD出てますし・・・

 孔子が弟子を連れて放浪の旅に出てからは、各地を巡りながらいろんな事件に巻き込まれて、賑やかな展開になるかもと思ってましたが、このドラマ、最後までけっこうな山あり谷ありのわりには、淡々とした印象が残りました。

 といって、間延びして退屈という感じでもないんです。

 ドラマは孔子が死んだあと、子貢が論語を完成させたところで終わり。
 若干の「死後の世界で、先に死んだ顔回子路たちと再会する」というおまけもついてました。

 主人公の孔子を演じた俳優をはじめ、若手が起用されているドラマではあるんですが、前半には王学圻、倪大宏、孫淳、小宋佳といった有名どころが脇を固めていました。でも、後の方になると、かろうじて李東学が有若でちょろりと出てくるだけで、ほんと地味。
 孔子の弟子たちはそれぞれ一癖ありげな面構えの俳優さんがそろってるのは楽しかったけど、華やぎはないなあ、残念ながら。

 ところが、孔子がどんどん年取っていくのに、不思議なことに弟子たちがあんまり老けない。今回の老けメイクは相当にレベルが高くて、出来がいいんですが、大勢をする余裕はなかったかw

 青年期から死ぬまで同じ俳優がメイクを変えながらずっと演じているんですが、残念なことに日本版では吹き替えの声優がチェンジ。韓ドラの朱蒙でも、おんなじことあったけど、そこらも踏まえて吹き替えの人選してほしかったと思う。

 トータルで行くと、放浪してるのにきれいな衣装着てた「恕の人」とかって邦題になってた赵文瑄の原題「孔子」よりは好感度高かった。
 何より、権力に粘つくおじさんたちはいやというほど出てきたけど、ネバネバ愛憎劇は出てこなかったのが、個人的に好感度高かった理由かね?

ところで~~

 このドラマの中で、孔子が亓官氏を妻にと迎えに行く話が出てきたんですが、彼女ははじめ男装して登場。それと知らない孔子を相手に弓術を指導するという話がありました。確かこの場面で、孔子はきちんと仮面の達人であるところの彼女に弟子入りしてるんですよねえ。
 礼やらなんやらの総本山孔子がその後なんの問題も引っかかりもなく結婚してるんです。
 となると、楊過と小龍女のあの大騒動はいったいなんだったんだとか、遅まきながらつっこんでるところ。

イメージ 2

 朝の9時とかから放送するもんで、リアルタイムに見ることはあんまりなくて、前半は録画したのを、後半はオンデマンドで見てました。ほんとに便利になったもんです。この分では近いうちに見たい番組を録画しておくという習慣もなくしそうな自分w

ともかく演職員

導演:張黎、劉淼淼
総制片人:劉文武、石衛平、蘆仁龍
執行導演:韓暁軍、謝升皓
編劇:張挺

角色        演員
孔子        朱剛日堯
南子      李欣汝
小姜        毛俊杰
颜徵在     小宋佳
孔叔        王学圻
少年孔子     王子剛
鲁襄公     倪大宏
季札      孫淳
少正卯    袁文康
陽虎        党淏
子貢        周一囲
子路      斌子
顔回      唐曾
亓官氏    衣珊
季孫意如   張志堅
孟僖子    劉立偉
晏嬰        黄若萌
季孫斯    王之民