江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

最近見た映画たち 尋龍訣

尋龍訣

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 中華映画がたまってきたんで、連投行きます。
 ハムナプトラとかインディジョーンズとかの系列の映画です。中華ワールドでは「盗墓」ものというジャンルがあるんでしょうか?日本では、莫大な財宝を抱えた古代の墓となると、つまりは古墳ということになって、発掘に規制がかけられてるんで、難しいみたいです。かわりに鍾乳洞とかに潜ってく話はよくありますけど。
 
 ともかくこれも人気の盗墓小説「鬼吹燈」シリーズの映画化です。かの国には、広大な大地と巨大な墓の候補は無数にありそうです。
 
 主人公の胡八一と王凱旋、Shirley楊の三人は、三国時代曹操が設けたプロの墓泥棒「摸金校尉」の末裔。
 胡八一と王凱旋には、20年前に無くした共通の初恋の相手丁思甜の死がトラウマになっていて、八一とShirleyの間もあいまいなまま。
 
 で、この丁思甜が死んだのが、モンゴルの草原にあった地下の巨大な墓の中。下放された青年たちがそこで見つけた神像を倒し、古墓の中を荒らしたことで、グールの群れに襲われ、八一と凱旋の二人だけが生き残る。
 
 それから20年。三人はアメリカにいたが、怪しげな宗教集団に雇われて再びその墓を探すことになった。
 
 という話で、CGだらけの3D映画です。
 CGは上出来の部類ですが、あまりにCGだらけなんで、この柱だけは本物っぽいなあとか、ここから合成とか逆に妙に冷めて見てしまうのはどういうんでしょうねえ。
 
 いずれにしても、この映画はシリーズの発端的な話にもなってるんで、人気があれば続編とか作られるのかもしれないですね。
 
 そもそもこの映画、この前発表されたテレビドラマのあれもこれも規制の基準から言えば、テレビではとても放送許可が出されそうにもないんですけど。それに、下放青年たちが、毛沢東語録をかざしてグールに立ち向かおうとしたり、演説ぶったりする場面は、明らかに当時の世相を皮肉って笑いもののしているんですが、そういうのは問題にならないんですね。よくわからない中華基準にも気を取られたりもしてました。
 
 もし、続編が出来たら、見てもいいなと思うくらいには、楽しめました。 
 
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 演職員表
陳坤 飾 胡八一
黄渤 飾 王凱旋
舒淇 飾 Shirley楊
楊穎 飾 丁思甜
夏雨 飾 大金牙
劉暁慶 飾 虹姐
顔卓霊 飾 洋子
 
監制 陳国富
原著 天下霸唱(张牧野)
導演 烏尔善
編劇 張家鲁