江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

武神趙子龍 その1

1~10集

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 趙子龍というと、三国志映画やドラマでの英雄キャラ。武神というキャッチがついても不思議はないんですが、このドラマ、どこが三国志なんだ?

 いきなり出てきたのは、漢を守るという二本の宝剣。その名も倚天剣と青釭剣。武侠ドラマか、これw
 ともかくそれを少帝から託された趙安と李全の二人はそれぞれ剣を持って、都を去っていった。

 その趙安の息子が趙子龍ということで、青釭剣を追う董卓の配下夏侯杰に両親を殺され、剣を持って倚天剣を持つ李全の元を目指す。

 これが話の発端で、趙子龍が共に育った柳兄妹とともに移動していく途中で、白虎やら董卓の配下の若い将軍高則、夏侯杰の娘で高則の許嫁軽衣らと出会う。高則とは立場は違うが認め合えるライバルに、軽衣とはやいのやいのと突っ込まれつつだんだん恋仲にというコースですな。

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 ようやく李全に会えて武芸を教わることになった子龍。一方では、仮面をつけて鉄面侠などと名乗って、正義の味方を気取ったり、表向きに寺子屋の先生やったりしてます。
 当然のように、もて男。妹同然の柳擎儿、夏侯軽衣に李全の娘飛燕と華やかに勢ぞろいしてます。

 趙子龍の動きだけ見てると、どこが三国志なんだというしかないくらいの萌え萌えアイドル古装劇。

 でもまあ一応三国志なわけで・・・都では、董卓が皇帝を従えて、台頭してきた曹操たちにどう対抗するかとか、王充が娘の貂蝉を使って呂布にハニートラップを仕掛けようとかしています。

 別に三国志でなくてもいいんでしょうが、三国志ものでおなじみのキャラが出てくるとそれだけでそのキャラの立ち位置とか性格とかがわかって楽というメリットがあります。

 それにしても、このドラマ、トンデモ三国志と言ってもいい感じです。今回は褒めてます。三国志にこだわりがない人間なもので、この萌え萌え展開にとんでもキャラ結構楽しんでます。どうせならもっとはじけてくれたらいいのにw

 いきなり白い虎にウサギもらって、子虎を助ける。仮面をつけてるのに、みんなが趙子龍と知ってる。銀色の仮面はともかく、蜂よけの提灯みたいな仮面をかぶる。なぜか山奥の岩の上で琴を弾いている高則、川を挟んだ対岸で剣をふるってどうやら内力勝負する趙子龍・・・次に何をやらかしてくれるか予測不能ですわ。

 子龍も若様だったり、武芸者だったり、寺子屋の先生だったりと、次々にジョブチェンジ
 高則も、包青天顔負けに名裁判官ぶりを見せたり、なんか企んでる顔見せたり、腕利きの将軍になったりと、こっちもにぎやか。

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 趙子龍には林更新。この人、歩歩驚心の14阿哥で人気になった人ですが、アクション悪くないです。高則が韓国の金楨勛。誰かと思ったら、韓国版宮に出てたキムジョンフンでした。ヒロインその1らしい軽衣は林允儿で、この人は韓国の少女時代というグループのユナという人らしい。知らなかったw

 ちらっと出てきた劉備は最近あっちこっちに出まくっている厳屹寛。今回老け役だなあという実感がするのは、配音がやたら老け声なせいです。

 この続きにはメインになってくるらしい呂布貂蝉には、高以翔と古力娜扎。古力娜扎は、もう一つ同時進行の山海経之赤影伝説のヒロインですが、こちらの方が美人度高めです。

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 この手のドラマは好き嫌いがあるんですけど、今のところ結構楽しんでます。この先、劉備の配下になってから普通に三国志モノになったりしたら、かえってがっかりしてしまいそうです。やるなら徹底して、萌え萌えトンデモ路線を追求してほしいんですけどね~

 そうそう、このドラマ、珍しく動物のCGまともです。これまでのこと考えると上出来の白虎w
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