江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

霊魂擺渡 その1

第1季 1~20集

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 この前からちょろちょろと見ていた1集35分前後の怪奇ドラマシリーズ。
 怪奇な設定ですが、そんなに怖くない。
 
 第1季は全20集、19エピソードなんですが、親子や恋人の愛情や霊となって現れた人の願いをかなえるとか、なんとか助けようとするとか言う話が多くて、まともに怖がらせるのを目的に据えてるのは一つ二つあったっけ?って感じです。
 
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 主人公はコンビニの夜番として働く青年夏冬青。孤児として育った彼には、霊魂が見えるという能力があって、そのために友人もできず孤独な毎日を送っている。
 ところが、この彼がようやくつかんだ職場の店長趙吏は「お前のその見鬼の目は俺が与えた」という霊魂擺渡人だった。この霊魂擺渡人というのは、死者の霊を冥府に送る仕事をしている「冥府の公務員」だそうで、よく中華ドラマに出てくる黒無常と同じと言ってます。
 この二人に加えて、事故にあって死にかけたところを冬青に助けられた王小亜が始終コンビニに現れては、事件に絡んでくる。
 準レギュラー的に出てくるもう一人の霊魂擺渡人木蘭は、あの伝説の木蘭その人で趙吏に助けられて共に仕事をしてきたという設定。
 
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 冬青が見る霊たちは、自分が死んだと意識していなかったり、自分を殺した人間を告発しようとしたり、残された家族に思いを残していたりと様々。中には、中華版こっくりさんをして、恐ろしい霊を呼び出してしまった女子学生たちの話とか、「注文の多い料理店」バージョンアップ版みたいな話もあったりしますが、夜中に一人で見ていても全然平気。
 
 各エピソードにバリエーションがあるので、最後まで飽きることなくクリア。
 
 中には、楊貴妃やら玉藻の前が出てくる話とか、ひな人形の雌雛が怪しい呪いの人形になったりとかもありました。それに相手とっかえひっかえのベッドシーンとか同性愛とかを取り上げたのもあって、この辺が原因でか当局規制にひっかかった模様です。
 
 この後、第2季、第3季と出ていますが、またちょろちょろと見ていくつもりです。
 
 それに、大結局まで来て、主人公の秘密が明らかになりましたが、どうも遥か昔から生きているらしい趙吏の秘密とかは明らかにされないまま。第二季以後に期待です。
 
 ところで、このドラマ、最新の射鵰英雄伝を見た人にはなかなかおもしろい配役がされています。
 
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 主人公の夏冬青、パッとしない地味な青年で、ハイテンションな趙吏や王小亜に付き合ううちにだんだん前向きな性格になってきた感じですが、この人わかりますか?最新射鵰英雄伝で欧陽克してました。
 そして、このハイテンションな大学生王小亜。こちらは江南七怪の七師父韓小英。
 
 どっかで見たぞ、この兄ちゃんと思いながら、欧陽克だ~~!と気づいたのは第5集で、韓小英に気づいたのはググってからでした。いや、化けますわw
 
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 射鵰英雄伝じゃこういう場面とかあって、思いっきり嫌がられていましたが、ここでは恋人ウィルって感じ。
 
 プロデューサーが同じ郭靖宇ということもあっての配役なんでしょうね。驚きましたわw