21~28集
21集になってオープニングが水墨画風のアニメになってちょっと短くなりました。
斬首前の楊脩に会いに行きたいという司馬懿に「死刑囚に会いに来るのが趣味か」とツッコミがはいりました。突っ込もうと思ってたのにw
ともかく呉と手を組むことに成功して、戦いに勝利。関羽はナレ死しましたが、届けられた首級に「体」を作らせて、葬るという一幕はちゃんとありました。
洛陽で新年の宴を催す場面は、たくさんの人も動員、お金をしっかりかけた豪勢な場面になりました。
しかし、この場所は横店の秦王宮なんですよね。色調がぐっと抑えられていて、とても同じところとは思えないです。
こうやって、曹丕が王位につくと、曹植と曹彰は自分の封地に去っていき、今度は残りの親戚一同が若い曹丕に群がって自分たちの利益を図ろうとする。曹丕が漢皇帝に代わって、皇帝となれば自分たちも藩王としてこの世の春を満喫・・・と渋る曹丕に迫る。
司馬懿はこの状況を打開すべく、曹家一族を抑え、士族から有能なものを登用する新政を奏上する。
孫権との戦いに出ようとする曹丕に上奏しようとするものの「白紙」の竹簡を持ってきてしまった司馬懿、厳罰に処せという曹真たち、そんな前例はないから適当に処罰しとけと言い残して出ていく曹丕と司馬懿がウインクしたり、舌出したりしてます・・・
こういうドラマ運びって、なんか呉秀波らしいとしか言いようがない。さすがに戯劇監制という立場でドラマ全体を統括してるだけのことはあって、彼一人の演技だけでなく各所に呉秀波の美意識みたいなものを感じられます。
もう皇帝なんか嫌だ、宮殿から出たいという献帝から帝位を譲られた曹丕の即位。これで我が世の春と喜ぶ親族一同の前に、曹丕の詔を持った司馬懿が現れ「新政」を宣言。嫌いぬいている司馬懿を排除したつもりだった曹真たちはいきり立つ。
してやったりの曹丕は、業城に戻る司馬懿に「体の調子はいいか?」などと言って送り出す。彼の意を含んだ柏霊筠を司馬懿の元に側室として送り込もうという算段ですが・・・このドラマ、ねばねば三角関係やったりしませんよね。
余計な女性関係が出てきた途端に、私の視聴意欲がだだ落ちするんですよね~あれやこれや全部その辺で止まってる。とっても心配。
曹丕と司馬懿の関係が、王位を狙う王子とその謀士という立場から、漢帝国から禅譲された魏帝国の皇帝曹丕とその重臣という立場に代わりました。うじゃうじゃいる親戚たちをなんとかしたい曹丕と、有能な官吏を登用して国を安定させることを狙う司馬懿の利害は今のところ一致していますが、これからどうなることか?←史実だからわかってるじゃないかとかは言いっこなしw
「三国」のようで「三国」とは言い切れない脚色がされていることについて、大陸の「三国愛好者」が沸き立ってもいるようですが、史実やら三国志演義にどう書かれてたとかそんなことはどうでもいいので、ともかくおもしろいドラマを見せてほしいの一言です。
しかし、これで28集、毎週日曜日は1集、他の曜日は2集という変則的な配信をせっせと追いかけてきましたが、もう後14集しか残ってないんですが・・・これでどこまで話が続けられるんでしょうか?そっちもとってもスリリングです。でも、ともかく毎日配信があってうれしい・・・