江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大唐狄公案 その3

19~26集

 

 真面目に8集刻みでブログ書いてたら、もう大結局まで出てしまった。いや、きっとそうなると思ってたんですけどね~

 というわけで、内容の切れ目に関係なく機械的にブツっといきます。いかにも中華ドラマらしくないですかw

 今回視聴分のスタートは、張若昀ゲストの「砂漠追凶」、王勁松と余皚磊ゲストの「空葫蘆」には功夫マスターの周小飛まで登場、只今真っ最中の「雲雀啁啾」は蒋毅ゲストとなっていて、相変わらず豪華な顔ぶれ。

 ただし、「空葫蘆」に登場する葫蘆先生役の王勁松さんは「琅琊榜」の言侯の王勁松さんとは違う俳優さんです。でも、こちらの方もかっこいいですよ~

 

 しかし、話が進めば進むほど、「これ、狄仁杰?ファン・ヒューリック原作なんだよな?」と問い返し続けるようになっています。もちろん謎解きはあるんですから、その点ではきちんとミステリ。

 けど、ミステリ風味よりもっと武侠風味とかサスペンス風味、アクション風味の方が濃いような💦

 

 「砂漠追凶」では逃亡した犯罪者を追いかけて砂漠へと出ていく狄仁杰と喬泰、馬栄の三人が描かれます。このエピソードでは狄仁杰はひたすら法に基づいて犯罪を裁こうとします。そのことが極悪人を甘やかしてる、金持ちにおもねっている狗官と民衆からの非難を浴びることになります。狄仁杰は砂漠の駅丞が少女たちの人身売買に関わっていることを見つけても、法に違反していないと言い抜けられると罪に問うこともできない。さらに鎮西堡まで犯罪者を追いかけていけば、そこでは兵たちを虐待し続けた悪辣な上官が殺害されるという事件に遭遇、その上襲ってきた敵軍と鎮西堡の兵たちは血みどろの戦いとなり、狄仁杰たちも砦を守って奮戦する。
 これ、狄仁杰だよね?「上陽賦」とか「九州・海上牧雲記」じゃないよね?

 

 という話に登場して、狄仁杰に付きまとうのが刁小官と名乗る弓の達人です。これが張若昀。この刁小官という名前自体が、思わせぶりですね~
 彼は狄仁杰に対してあんたは大官、俺は小官と言ってますが、刁という姓自体が怪しい。というのも刁という姓もあるとはいえ、ずるいとか狡猾とかいう意味を持つ字なんですよね~昔「刁蛮公主」というドラマを見たときに調べた。日本では見たことない字ですね。私が知らないだけかw

 話を戻して、この刁小官は狄仁杰を助けもするが、あくまでも法に忠実であろうとする狄仁杰にそれでいいのかと突き付け、正義とは何かと問いかけ、敵対するような場面もある。とにかくかっこいいキャラです。それだけでなく、彼は狄仁杰の生き方を揺さぶる大きいな意味を持つキャラです。刁小官と関わったことで、狄仁杰は考え込む場面が多くなりました。
 この刁小官、張若昀でなくちゃと思わせるキャラでした。期待していた甲斐があったので、うれしい。さすがに配信前に「大唐狄仁杰」で画像探すと、一番たくさん出てくるのが張若昀の刁小官だっただけのことはあるとか納得してます。

 

 そして、次の「空葫蘆」では、ずっと狄仁杰の周辺に姿をちらつかせていた黒焔という謎の組織と接触することになります。多くのメンバーがいるのは確実でも、誰がメンバーなのか確定できない。誰もが知っていて、誰もが知らないような存在。
 でも、この黒焔、民衆にとっては官より民衆に寄り添ってくれる正義の味方的なところもあり、義賊的なところもあり、でも、狄仁杰=官サイドから見れば犯罪者集団というところ。なんというかロビン・フッドみたいな感じでしょうか?違うのは、主人公の立ち位置です。

 

 このエピソードでは、狄仁杰が黒焔の腕利き十一娘と対決という見せ場がありました。なんと言っても周小飛と周一圍が繰り広げた一騎打ちがすごかった。周一圍、武打星ではないのに、全国チャンピオン相手に大バトルするんだもんね~
 これ、狄仁杰だよね?「少林問道」じゃないよね?

 

 とまあ、目をこすりつつ視聴継続してます。残るエピソードは「雲雀啁啾」を含めて二つ。
 なお、啁啾というのは鳥のさえずりのことらしいです。

 

 謎の死体が見つかったり、新婚夫婦が互いに殺しあったらしい現場を発見したりと今度のエピソードはグロテスク度が高い事件が続きます。でも、こちらはまあ普通に?事件を捜査していて、前の二つのエピソードよりはミステリっぽいスタートw

 それに加えて、狄仁杰の子ども時代のエピソードなんかも入ってきた、曹安との結婚もまじかとなってきたと忙しい。
 
 だんだんと狄仁杰の眉間のしわが深くなってきた今回視聴分。
 原作ではこんな感じじゃなかったよね~と記憶をたどっても具体的に出てこないのが哀しい。でも、もっと淡々とした感じだったような?絶対こんなに武侠ドラマだったり、スペクタクル展開だったりはしなかった・・・はず。

 

 で、「大理寺少卿游」はさんで、次回更新は大結局まで行く予定です。でも、もう第2季とか言う声聞こえてきてるんですけどw

大理寺少卿游 その1

1~8集

 

 RCの漫画「大理寺日誌」の真人ドラマ化作品です。すでにアニメにもなっていて、どちらも人気を集めています。

 で、このドラマ化です。

 どうなることかと、原作やアニメのファン、主役の丁禹兮をはじめ出演者のファンのみなさんが興味津々だったはず。原作漫画はTwitterなどで見ていましたので、私もそれなりにドキドキワクワクして待ってはいました。なのに、データ仕入れていない怠惰な私💦

 ドラマはやはり原作とは違っていて、大幅改編と言っていいと思います。

 

 なにしろ、主人公が人間w
 漫画では主人公の李餅はずっと白猫の姿で登場、周りの人々も白猫の大理寺少卿とふつうになじんでいます。真人版では、その李餅を演じるのが丁禹兮。何となく猫っぽい雰囲気の持ち主だと思っているので、配役的にはよいのではないでしょうか?時に猫の姿になったりするのも楽しい。

 

 もう一つは大理寺少卿がもう一人いて、それが任敏演じる上官擒。その代わりと言っていいのか、原作に登場する李餅の上司にあたる大理寺卿がいないようです。

 

 登場時点では、姿を隠して大理寺の明鏡堂の捜査を手助けしていた李餅。陳拾は兄を探しに洛陽にやってきたはずが、李餅と出会ったことで彼の秘密を知るただ一人の人間として共に大理寺に入ることになりました。

 大理寺の明鏡堂は大理寺卿であった李餅の父が作った再審の権限を持つ組織ですが、三年前の妖猫案以来当時の勢いは失われている。現在大理寺を率いているのが上官擒ですが、彼女は役立たずの明鏡堂の面々にイライラしている。けど、彼女自身も大して能官というわけではなさそうです。

 大理寺にやってきては、上官擒に嫌味を言ってはいるのが左金吾衛大将軍の邱慶之です。中の人に見覚えがあると思ったら、「山河令」の七爺の魏哲鳴でした。

 邱慶之は三年前の事件も含めていろいろ裏で企んでいます。このドラマでは大理寺少卿は二人配置のようで、その地位をもらえると思っていたのが邱慶之の配下来仲書。このあたりが今のところメイン反派な様子ですが、まだまだ隠れていそうです。

 

 明鏡堂の面々は、常に筆を持って何か記録している主簿崔倍、迷信好きな評事孫豹、騒々しい録事の王七、官話八級試験に落ち続けている評事阿里巴巴の4人。性格付けは漫画と大差なさそうですが、崔倍の頭の上に黒雲がない。周囲の人にとんでもない悪運をもたらす黒雲付きの崔倍、好きなキャラなんですけどね~
 こちらの中の人は丁嘉文、孤城閉(清平楽)では、任敏が演じた徽柔公主の恋人曹評を演じてました。今回は、パワハラ気味の上官擒にさんざん噛みつかれてますねw

 

 彼らは、李餅の助けによって三年前の妖猫案に続く妖猫案を解決し、一躍面目を施しましたが、これまでの出来が悪すぎて単純に喜んでもいられない。

 李餅はこの手柄で、もう一人の大理寺少卿に任じられます。

 早速上官擒にたまりにたまっている「つまらない」案件の処理を押し付けられた明鏡堂一同。そこに一人の娘が冤罪を訴えてくる。李餅は事件に軽いも重いもないと、この事件の捜査を命じる。一方で彼は、父親の死をめぐる謎を解こうと捜査をしています。実は彼自身も父親の葬列で襲われていたのです。で、猫・・・

 

 今回のドラマがどの程度オリジナル展開をしてくるんでしょうねえ。上官擒を無理やり「割り込ませた」感がすさまじく溢れてきますが、そんなに破綻している感じはないです。

 配役もそれぞれキャラがきちんとたっていますし、それなりに原作準拠の配役選びが行われたように見ています。

 丁禹兮の李餅が明鏡堂の一同を引き連れ、洛陽の街を舞台に活躍するのと、彼自身の謎解きもこれからです。

 

 彼もいいのですけど、白猫少卿もイケメンでかっこいいので、こちらももっと見せてほしいかも。まあアニメの方見てろってことですかw

 ま、とにかく、もはや武侠ドラマかサスペンスドラマかというの重量系の「大唐狄公案」の合間に見るにはちょうどいいバランスです。

大唐狄公案 その2

9~18集

 

 今回視聴分は、前回に続く「黄金奇案」「雨師伝説」「紅亭子」になります。
 
 「黄金奇案」は予想以上にスペクタクルな展開で、これ狄仁杰?「祈今朝」とか「仙剣四」とかじゃないよね?と目を疑ってしまいました。

 黄金の密輸入が行われているのではないかと狄仁杰たちは捜査に乗り出し、その必要から船に乗って海に出ていきます。船の上での殺人事件や怪しげな一団の襲撃、その上に毎度おなじみの大嵐が来て、船は遭難・・・というパニック映画さながらの展開から、すべての事件を背後で操っていた人物との対決へと続きます。その間に曹安とのロマンスもそれなりにあったりで、これ、狄仁杰?
 
 こういうドラマで謎解き名探偵と凄腕の達人が一人のキャラに集約されているのはずるいんじゃないのという中華サイトの書き込みを見て、思わず吹き出してしまいました。そうなんですよね~謎を解くのは狄仁杰、彼の危ういところを救ったり敵とキッタハッタの闘いをするのは李元芳と役割分担がある方がおもしろいと思うんですけどね~

 で、この大嵐だとか大潮で海が干上がるとか言う大スペクタクルなドラマですが、たまたま家の本棚でただ一冊掘り出せた「東方の黄金」が原作なんですね。同じ名前のキャラがいるし、大枠は同じ話のようにも見えるのですが、もはやこれは別もの。某リフォームものリアリティ番組で元の家の柱数本しか残してないのをリフォームというのか?と突っ込むのと同じレベルで突っ込んでました。

 狄仁杰=梁冠華というイメージが焼き付いてるし、包青天ものとイメージがダブるせいなんでしょうけど、どうにも収まりが悪くてw

 別に決まりがあるわけでもないし、ネット映画にたくさんある狄仁杰ものにはこういうのもありますけどね~

 

 このエピソードでは侯兪の李晨とならんで、王立徳の楊皓宇が私的アイキャッチャ。李晨ももうイケおじ枠でいいのかな?
 
 で、この大事件の後、狄仁杰は今度は子どもが死体を発見したところから始まる事件と取り組むことになります。


 この「雨師伝説」に登場する鶯儿というキャラは昔ジョディ・フォスターの映画「ネル」を思い出させるようなキャラです。この謎めいた彼女、質屋の主鐘昉とその番頭らと軍営を束ねる李校尉が主要なゲストキャラです。その番頭が王茂蕾、鶯儿が楊雪、李校尉には肖龍と短い割には濃いメンバーです。

 雨を背景になかなかミステリアスな展開でした。

 同時に同じように雨を背景に曹安と狄仁杰のいつまでも煮え切らない恋話に、曹安に嫉妬する馬栄の一幕なんかもありました。なんか盛り込み過ぎ?

 

 「黄金奇案」では大掛かりな船のセットに本水ばしゃばしゃの海戦シーンや大嵐等をCGで作り込んでいましたが、この「雨師伝説」では、草むらや川辺、湿地帯に赤茶けた軍営が舞台で比較的おとなしい感じ。

 

 狄仁杰と曹安のデートシーンの撮影に使われたのが、この河原。中華時代劇を見るようになって、何度見たことやら。こういう懐かしい部分を微妙に混ぜてくるのがうまいんですよ、このドラマ。

 こちら、多分私が見た中で一番古い林志頴・蘇有朋版の絶代双嬌1999年。

 ついでに2012年の胡歌の軒轅剣之天之痕

 

 「雨師伝説」の最後、狄仁杰は海辺の蓬莱から砂漠の蘭坊への転勤を命じられます。曹安に一緒に来てほしいのひと言が言えない彼にイラつく世話焼き洪亮が楽しい。

 

 

 そして、砂漠の砂嵐に遭遇、命からがら蘭坊についてみれば、県衙は焼失、街は地元の「幇」が乱立し無法状態。狄仁杰一行は、どこの幇の旗も立ててない紅亭子に居を定めることにする。
 ところがその紅亭子の一室で李陶という青年が死んでいるのが見つかる。どうも自殺したらしいが、真相は?ということで捜査に乗り出す狄仁杰たち、彼らは同時に街を牛耳っている連中を叩き、住民たちの官への信頼を取り戻す必要もあるわけです。
 
 この李陶を殺したのではないかと疑惑を持たれるのが陳都霊演じる「秋月」というキャラです。狄仁杰だけでなく視聴者迷子もしっかり疑惑を持ったw
 中の人見ると犯人が分かるとか、ありますけどね~

 結果、どうだったかは見てのお楽しみということでw

祈今朝 その3

25~36集(大結局)

 

 見終わりました。仙剣二本立ては、こっちの方が見ごたえありましたね~中華サイトに見える「世間の評判」もそんな感じ。確かに構成も複雑だし、登場人物も多い、主人公たちの所属する世界、領域も簡単ではない。
 「祈今朝」の感想文なんですけどね~二つ続けてみたせいで、「仙剣四」がね~。雲深不知処の禁言術でも自分にかけないと、言わないではすまないかもw

 というわけで・・・多少というか私基準では相当に今回視聴分の内容にも触れてしまいますので、画像以下立ち入りご用心。

 

 越祈の身の上は前回視聴分で明らかにされ、謎のままの越今朝の身の上は?というところからまず今回視聴分が始まりました。

 ここから、このドラマは大きなタイムループを描いていることが明らかになります。そのために扁絡桓が払う自己犠牲は、まさに仙剣奇侠伝の特色の一つだと思っているのです。自己犠牲を強いられるのは彼だけではないのですが・・・ここでは触れないことにします。

 

 馭界枢で扁絡桓から彼と自分のつながりを聞かされた越今朝は、彼の意を受けて越祈と共に世界を救う使命を受け入れます。


 このドラマでの時間の流れは、ぐるっと一周して新しい方向に向かうという感じでしょうか?時間テーマSFだと、過去に戻った時間旅行者が自分自身と同時に存在してはならないというタブー、未来からの旅行者は過去で未来に影響を与えることをしてはならないというタブーはよく見かけるものです。
 ところが、このドラマではそこら辺のタブーがなくて、むしろ主人公たちは未来、というより自分たちの現在と将来を変えようとしています。
 そのために必要な過去に戻る力は、九泉の一つにあります。他にも未来を予言する泉と自分の存在と引き換えに新しい誰かをこの世に出現させる力を持つ泉が登場してきます。主人公たちはこれらをフル活用します。これが話を複雑にし、登場人物たちの世界を広げます。

 

 越今朝も越祈も同じキャラでありながら、別の時間世界に移ると移動前とは違うニュアンスを持って登場してきます。特に越今朝は数人の彼がいて越今朝A、越今朝B・・・とか言いたくなる感じ。扁絡桓A、Bとも絡んで、ややこしい。
 彼に比べて、越祈は最初から一人のキャラです。彼女は生まれてすぐに馭界枢に送られ、扁絡桓たちと共にそこで楽しく暮らしてきました。越今朝とともに記憶を失って烏岩村で目覚めたときから、今度は越今朝と二人で自分探しをしていました。過去をすべてなくし、悲しみを背負っているはずですが、二人はとても楽しく旅を続けています。彼女はどっちの世界でも天真爛漫、感情豊かなキャラです。

 彼ら二人は仲間と共に世界を救うためにいくつもの謎を解き、危険をくぐり抜け、柷敔や禺族と戦う中で、さらに絆を強めていきます。

 ですが、予言では越今朝の死は遠くないという・・・。

 この最愛の越今朝の死という現実をどう越祈が受け止めるのか・・・ここからさらに立ち入り注意でお願いします。

 

 

 ここまで何が起こっても越今朝と二人なら、何があっても乗り越えられると天真爛漫な、言ってみればお気楽キャラだった越祈がここで一転します。これまで仲間の死に衝撃を受けて心にぽっかり穴が開いた、次には穴はもっと大きくなった。でも、今度は心そのものがなくなってしまった気がする(迷子的意訳)という越祈が哀しい。

 その彼女の気持ちを表現するのがなんと「鶏蛋麺」
 日本風にいうなら、月見うどんの類。ただ生卵じゃなくて、目玉焼きがのせられていて青菜も横にちょろっと一、二本添えられてるのが中国の鶏蛋麺。
 登場シーンで目玉焼きを取り合いしてたりとドラマのそこここで越祈と越今朝とともに現れるのがこの鶏蛋麺。まさかこれが重要アイテムとはわからなかった。不覚でした。

 最後に登場する鶏蛋麺は一番おいしそうなのに、一番哀しいものでした。しかし、目玉焼きのせた麺のどんぶりに泣かされるとは予想外でした。🍜

 

 


 ラスト近くになるとハンカチじゃ足らん、タオルどこだ~となるのが、仙剣シリーズと覚悟しているのです。そういう意味では「仙剣四」は物足りなかった。今回は、タオル持っててよかった・・・

 

 もっとも最後の最後で「君の名は。」までもうちょっとになるとは思わなかった。

 

 でも、悪くはなかった。「仙剣四」のラストでは先だったラスボス戦で突然神様が出てきてあっという間に結末つけたのにすでにしらけてた上での「その後」で、全然タオルいらなかったんですけどね~
 こちらはそれなりに納得。手順を踏むって無駄じゃないです。

 ということで、満足して視聴終了。「仙剣四」でしら~~となってた分は取り戻せました。

 

 配役的にも、許凱の越今朝と扁絡桓はよかったと思う。フェーズによって謎めいた公子だったり、元気いっぱいの少年だったり、思いやり深い兄だったり、英雄だったりと多彩な表情を持つ二人プラスアルファのキャラを演じ分けています。虞書欣の越祈は最初天真爛漫演技が過ぎるかとも思ってたんですが、確かにめちゃくちゃ天真爛漫なキャラでした。「仙剣四」は結局・・・やめときますかw

 ま、とにかく主役だけでなく主だったキャラの着替える衣装は「仙剣四」の5倍くらいあった気がする。

 

 ネットで仕込んだ情報だとすでに「仙剣奇侠伝七」というのも存在し、三や五の番外編も合わせると全部で9作あるそうです。次にドラマ化されるのはどれでしょうね~最初のリメイク版も完成しているという話も聞いてますが、正直やめといたら?としか言えない・・・

 

 

演 員     角 色    配 音 
许 凯  飾  越今朝・扁络桓    陈张太康(越今朝)、张福正(扁络桓)
虞书欣  飾  越 祈    虞书欣
付辛博  飾  闲 卿    吴 韬
万 鹏  飾  洛昭言    季冠霖
白冰可  飾  明 绣    刘 晴
周历杰  飾  居十方    苏尚卿
薛八一  飾  洛埋名    景向谁依
加奈那  飾  朔 漩    杨瑞欣
韩 栋  飾  嬴旭危    彭 尧
刘 敏  飾  柷 敔    刘 敏
陈紫函  飾  葛清霏    刘 曼
巩 峥  飾  左冠人    巩 峥
王子睿  飾  顾寒江    王伟鉴
陈芷琰  飾  绮里小媛   泠 落
钟 祺  飾  洛 宁
王茂蕾  飾  高 骁
奉天  飾  温 仰
王山水  飾  孟 诚
程 诚  飾  临 渊


出品人     孙忠怀、晋亮、吴雪松、方刚
制作人     黄杰、吴雪松、李倩、彭舒阳
监 制     王娟、晋亮
原 著     《仙剑奇侠传六》
导 演     刘国楠(导演)
编 剧     汪洪、余堃、张薇、薛会敏、孙雪迎
艺术指导    宋建新
美术设计    霍廷霄、徐小龙
动作指导    刘旭、朱磊、高全军
造型设计    陈敏正
服装设计    秦锡林
视觉特效    郑文政

大唐狄公案 その1

1~8集

 

 期待していただけのことがありました。目いっぱい楽しんでます。で、もう二回りしてしまいました。

 ロバート・ファン・ヒューリックのディー判事シリーズを原作にした狄仁杰ドラマを周一圍で制作すると聞いたのは、もう数年前でしょうか。それからずっと待ってた。

 

 ミステリファンと言っても、ディー判事シリーズを呼んだのはずいぶん昔。もう記憶もあいまいなところで、このドラマを見たら、いろいろびっくり。まずは、主役の周一圍演じる狄仁杰がものすごく強い!冒頭から匪賊相手に大立ち回りを演じてあっさりやっつけたり、襲ってきた賊にも剣を振りかざして大活躍。

 

 と、こういう狄仁杰を見るのは初めて、さすが周一圍だけのことはある~とか妙な感動覚えました。が、しかし!手近にあった早川ミステリの「東方の黄金」を再読したら、なんと原作キャラ設定ほぼ準拠でした。でも、ここまで強くはないな💦

 

 この作品もドラマも、狄仁杰がまだ任官する前から始まっているんですが、内容はかなり違うみたいです。なんか曖昧なのは、随分前に読んだのとこれ以外のポケミスを発掘できてないからです。白状するとあまり熱心な読者ではなかった。当時は、中華ドラマ見てなかったんですよね~

 

 私の「狄仁杰」は梁冠華の「神探狄仁杰」、中でもこのシリーズの第1季はもう神劇の域ではないかと思っている迷です。胖版狄仁杰とか言われてますが、こっちが基準なので、今回の周一圍も、劉徳華や趙又廷、少年版の黄宗澤、任嘉倫らの演じたのは異次元の狄仁杰という感じでしょうか?

 狄仁杰を囲む、狄家に仕えてきたいわば親代わりの洪亮、街のごろつきから狄仁杰の配下となる馬栄、喬泰の3人は原作通り、ただし馬栄が女性キャラになっています。
 注目するのは、この洪亮を演じているのが尤勇智。「射鵰英雄伝」は張P版が一番!な私には西毒王陽峰のイメージが染みついています。この狄仁杰なら、管家もこのくらいの濃さでないとつりあわないよな~と納得してしまいました。

 

 配役というと、このドラマは全32集で9つの事件を扱う構成ですが、それぞれのエピソードごとの出演者がめちゃくちゃ豪華、私基準ではキもはやラキラしてます。この先でも張若昀とか李乃文、余皚磊なんかも出演してるようで楽しみです。
 ただし、陳宝国、王勁松の名前も演員表にありますが、すぐに頭に思い浮かぶあの人この人とは別の俳優さんなのでご用心w

 

 見終わった8集では二つの事件を解決、三つ目にかかったところです。

 狄仁杰デビューとなる「鳳印案」では張嘉益@九州縹渺録、言杰@琅琊榜、劉端端@慶余年、 張晞臨@以家人之名、王梓権@開封奇譚、何中華@馭鮫記、二つ目「屏風案」では印小天@盛唐幻夜、楊明娜@安楽伝、まだ冒頭だけの三つ目「黄金奇案」では李晨@軍師聯盟、楊皓宇@宇宙探索編輯部らがこれでもかと登場してきて、これをキラキラと言わずにいられましょうか!

 

 キラキラした配役に目を奪われながらの視聴です。このメンバーの演技を見るのもうれしい。筋肉質、腕自慢の狄仁杰だけど、頭の切れ方も尋常ではない。そういうある意味パーフェクトなキャラを謎解きに集中する名探偵を見せつつ、「上等だ!かかってこい!」とばかり啖呵切ったりもしつつ、なんかかわいらしく演じて見せてくれる周一圍はやっぱりいいです。

 

 原作のどれから来ているのか確認できていませんがストーリも起伏があって面白いです。美術方面でもセットや小道具の作り込みも大変時間と手間をかけたのが見ていても伝わってきます。夜の場面も多いのですが、落ち着いた配色にアクセントに切り込んでくる光とか炎の演出が好みです。それに刃物で喉笛を切られるというような血なまぐさい場面はなんちゃって演出になりがちなのですが、今回きっちり皮膚が割れるところから見せていたのが印象的でした。

 とにかく作り込みが細かい、書道をする人間としては筆が現代の筆とは違うのもうれしかった。紙の質も違いましたね~細かい。好き。

 

 大規模なセットを組んでいる一方で、撮影場所にも横店など懐かしいところがたくさん使われている。最近、外形だけはたくさん出てきても内部を使っているのはちっとも見なかった横店のこの四海帰一殿。この内部をそのまま使って殿試の会場にしていたのもうれしい。ここが出てきたのって、いつ以来だろ?と記憶をたどっても、もはや懐かしすぎる2002年の張衛健の「斉天大聖孫悟空」しか出てこなくて・・・まさか、そういうわけでもあるまいとは思う💦

 

 最初の事件は、科挙を控え西域から戻ってきた狄仁杰が洪亮に尻を叩かれながらも、やる気があるんだかないんだかという風にしながらも、ごあいさつ代わりに最初の謎解きを鮮やかに披露するところから始まります。
 彼は都で再会した友人賀大荊たちと旧交を温めています。ところが賀大荊とたまたま入った妓楼が出火、彼だけが生き残り、放火犯として囚われてしまう。
 魏無疾の計らいで、自ら犯人を捜し事件を解決し無実を証明するために10日間の猶予を得た狄仁杰は洪亮や馬栄、喬泰と共に捜査に乗り出します。

 この事件は皇后の印が盗まれたという事件ともつながって、宮廷がらみになっていきます。

 

 今回は皇帝が劉端端、皇后が鐘楚曦というこちらも若い配役で、全体的に「少年狄仁杰」の雰囲気です。皇后がワイルドカードを握っているのは、狄仁杰ものではおなじみのパタンなんですが、今回も?こんどもなかなかなキャラ設定と見ましたw

 

 二つ目の事件の前に狄仁杰は、蓬莱県の県令として赴任することになり、洪亮は参軍、馬栄と喬泰は護衛として同行します。赴任途中で発見した男の死体の謎と詩人滕坎が妻を殺したと自訴してきた事件と取り組むことになります。ここで捜査に協力する曹安とはこれから「お付き合い」が深まるはず。中の人は王麗坤。琵琶の名人設定ですが、あまりにも指遣いがあってなくて、細かい作り込みされてるドラマだけに残念です。

 

 始まったところで、次回待機になったのが「黄金奇案」で今度は海辺の町での話が始まりました。で、早速登場したのが狄仁杰の友人侯兪の李晨です。何か難しい立場のようですが・・・

 このキャラ、「東方の黄金」にも出てきていますが、きっと他のキャラも別の原作に出てると思われます。ちゃんとポケミス探せよと脳内の自分がせっついてきますが・・・読む時間より探す時間の方がかかりそうです。

 

 と言うことで、毎度要領を得ない感想文でした。

仙剣四 その3

27~36集(大結局)

 

 見終わりました。なんというか確かに仙剣風味はあるんだけど、どこか物足りない感が付きまとって仕方ありませんでした。現地のゲームファンからは、韓菱紗の造形が原作無視してる、これじゃ中の人の他の出演作と区別がつかないというような厳しい指摘もでていますが・・・まあ、ゲームしてない迷子さん的には鞠婧禕主演ドラマ初クリアというところで、まずはめでたい?

 

 

 苦心惨憺した上にようやく氷の塊から元霄を解放、よかったね~と言っていたら、いろいろ復讐心にとりつかれたうえに、オレ様な元霄が彼に好かれたい夙瑶をよそ眼に瓊華派を仕切りだす。彼ら二人は目指すところが同じようで、元霄は彼女を軽蔑しきっているのに利用するしかないというめんどくさい関係。夙玉憎さも混ざって何かにつけて「雲天河を始末しろ」とわめきたてる夙瑶に対して、どこまでも雲天河の母夙玉が一番大事、だから彼女の息子天河も大事な元霄がいじらしい。ですが、大魔頭な彼の目指すところが許せない雲天河は決別を告げる。

 ここから、自分たちが飛昇して神仙になるために幻瞑界も瓊華派の弟子たちも、一般大衆もすべて犠牲にしてかまうもんかという元霄と夙瑶との戦いになります。19年前の悲劇も先代の掌門太清が同じように企んだことが原因だったというから、瓊華派、相当に悪い。事実を知る長老たちや実は幻瞑界の妖族女王の娘だった柳夢璃が率いる軍とも協力して、元霄と夙瑶に操られた瓊華派と戦い・・・というのが、最後のバトルになってくるわけです。

 

 委細省略して、ここで最後に決着をつけるのは雲天河なので、主役は彼でしょう。 演員表クレジットの順序争いには意味がないと思うのですがね~

 

 韓菱紗は雲天河の相手役で、夙瑶に利用されていた本来の望舒剣の主で・・・という重要な位置にはありますが、柳夢璃の役割も重い。

 

 

 この主役グループを見てる確か「ドラゴンクエスト3」で主人公の花嫁を交代できるというシステムがあったのを思い出します。柳夢璃も雲天河が好きだし、慕容紫英は韓菱紗が好きだというのは見え見え。雲天河が柳夢璃を選んでも、韓菱紗が慕容紫英の気持ちに気づいてもよかったはずなんですよね。

 

 この物語は、「仙剣奇侠伝4」すると、主人公が仲間たちと友情を育て、自分を鍛え、共に巨大な悪に立ち向かっていくというのが仙剣奇侠伝的な展開には則っています。ただ、仙剣ドラマを見るたびにラストシーンで号泣することになる自己犠牲と残していくもの、残されたものたちの寂寥という部分になると少し甘くなったように感じました。
 見る人それぞれではあるんですが、今回の大結局、仙剣ドラマにしては結構ハピエンではなかったかと思いますが、どうでしょう?

 

 それでも、ドラマの展開にさほど違和感はなかったのですが、最初の青鸞峰に登場した小猪妖はどこに消えた?とか妖も人も区別なく共存しているはずの青鸞峰に大猪妖と小猪妖以外には姿なかったぞとか突っ込みたいところも多々あります。妖と人が平和に暮らしている播仙鎮が登場したのは仙剣らしいところ?

 

 瓊華派の良心?慕容紫英にはもう少し活躍場面が欲しかったと思うのは、「仙剣奇侠伝3」の霍建華が演じた徐長卿を思うからでしょうか?彼の「王子」設定もあれだけ?とちょっと期待外れでした。ゲームでなら違和感ないかもしれないんですけど、ドラマになると食い足らないw

 

 主人公たちだけでなく、彼らのドラマの発端である親世代のドラマにも重点が置かれ、そこに主人公たちの求める謎の答えがあるという形なので、「アイテム探し」や「語り部探し」には困難があってもさほどこじれた感じはありませんでした。

 

 これからもう一つの「祈今朝」の方もラストパートに進みますが、さて、こちらは号泣となるんでしょうか?

 演員的には、特に、先日亡くなった周海媚が短い時間とはいえ顔を見せていたのはうれしかったです。

 主役陣の他、柳夢璃の母に楊雪とか懐かしい顔も。そういえば、夙玉を演じた王媛可が出ずっぱりのドラマを見るのも私には久しぶりでした。王媛可、やっぱり美形ですね~

 

演 員     角色     配音

陈哲远  飾  云天河     钱文青
鞠婧祎  飾  韩菱纱     木清禾
茅子俊  飾  慕容紫英    吴韬
毛晓慧  飾  柳梦璃     刘蕊
王媛可  飾  夙瑶      王媛可
张志浩  飾  怀朔      孙志诚
林枫松  飾  归邪      杨天翔
张 帆  飾  青阳      李楠
汪 铎  飾  玄霄・玄影   郭浩然
陈楚河  飾  云天青     赵震
李欣泽  飾  重光
刘冠麟  飾  凤二(凤长歌) 齐斯伽
杨 雪  飾  婵幽      李金艳
杨子骅  飾  虚凉      王秋明
贺灵榣  飾  璇玑      施燕燕
孙信宏  飾  虚召      高旭东
艾晓琪  飾  璇叶      刘晴
姜薏柔  飾  夙莘      朔小兔
李沐宸  飾  夙玉      佟心竹
魏 鹏  飾  怀溪
寇振海  飾  太清      齐杰
周海媚  飾  玄天神女    李世荣
洪剑涛  飾  柳世封     杨默
王一菲  飾  琴姬      曹一茜
李岱昆  飾  厉江流     刘三木

出品人    龚宇
制作人    李莅樱、尹香今
监 制    王晓晖
原 著    管平潮《仙剑奇侠传肆》
导 演    杨玄
编 剧    王思锋、杨彬、王深林、赵文亮、叶天爱、雷君
艺术指导    刘世运
美术设计    毛建
动作指导    王晓东、李家庆
造型设计    赵龙泉、李宁、王政霖
服装设计    边继州
视觉特效    杨志

祈今朝 その2

13~24集

 

 こちらは予定通りに24集まで。配信もここで一休みだったので、オーバーランはなしです。

 ただ、こちらは前後関係、たくさん出てくる組織やら勢力やらの関係が一度見ただけでは把握できずに何度か部分的にリピしたり、中華サイトでチェックを入れたりしているので、「仙剣四」より手ごわい感じです。
 24集まで来て、やっと少しは全体像が見えてきました。

 中華サイトでみても「祈今朝は途中で視聴断念する人が多い」などとありました。

 確かに、頭に疑問符つけたまま主人公たちと一緒に世界のあちこちをさまよっているのはしんどくもありますが、それこそロールプレイングゲームの楽しみじゃないですかね?私は最後まで行く!

 

 この世界にはいくつかの場所と勢力が存在し、それぞれの正邪、敵味方などがわかりにくい。主人公たちも一直線に邪悪を倒して、世界を救うぞ!というような展開にはなりません。

 それでもようやく越祈が天晴之海に住む禺族の君上柷敔の娘だとわかります。しかも彼女は3年前に扈生之術を使って人間の少年の記憶と人格を奪い、自分のためにだけ生きるようにしたので、柷敔が罰として人間界に送ったというのです。これでショックを受けた今朝は越祈を天晴之海に残して、閑卿たちと戻って、正武盟らと共に啓元宗を討伐することになります。

 越祈はこの扈生之術が存在しないことを探り出し、母と別れ、今朝たちと合流。啓元宗を相手にした大規模な戦いに突入します。CGとか使って合成した部分は悪くないんですが、如何せんセットとかしょぼいのが「仙剣四」同様に哀しい。

 この天晴之海の造形もね~😩

 

 啓元宗は信徒を集めては、啓魂珠を体内に入れては生命力を吸収させ、それを「溟主」に捧げていました。その啓元宗を操り、天晴之海の柷敔に啓魂珠を届けていたのが衡道衆です。つまり、柷敔こそが「溟主」

 

 この世界には鯤という巨大な生き物がいて、何年も眠ったまま漂っている。その鯤の背中の上に住み着いてしまったのが禺族、彼らはまさかこの暮らしやすい土地が鯤の背中だとは思っても見なかった。それは鯤にしても同じで、目覚めたときに禺族に大変な被害を与えてしまう。それを鯤に知らせようと禺族の女王が意識を共有し、鯤に体を与えたのが今の柷敔。柷敔は鵬になるのを強引に遅らせるために赢旭危の守る霧魂泉の力を借り、九泉の靈気で禺族の治療をしている。
 
 鯤が鵬になると九泉にもこの世界にも危機であるからと赢旭危たち衡道衆は、柷敔を助けてきました。彼らと柷敔の間の契約で、衡道衆が柷敔を助ける一方で、人質として柷敔の娘祈を馭界枢の衡道衆の元に送ったのが16年前。この時から祈は扁絡桓を師として、13年間祈はここで育ってきた。

 ここで、ドラマ開始時点で唐突に説明された馭界枢での3年前の出来事のお話が意味を持ってきます。

 と、この部分だけ説明しようとしても膨大な文章になってしまいます。しかもどこまで正確なのか怪しい💦

 

 なお、上が許凱の越今朝で、下が扁絡桓です。メリハリはついてますw

 

 越今朝は、いまだに何一つわからない自分の身の上を求め、手がかりを求めて越祈や仲間たちと冒険を続けています。

 そこに扁絡桓と小媛が現れて戦いとなり、越祈が連れ去られます。

 

 ここまでがだいたい今回視聴分なのですが、与青山の師父顧寒江と明綉、閑卿と洛昭言の間のエピソードとか、洛昭言と洛埋名兄妹の話、正武盟の話などももちろん進みます。あちこちにばらまかれていたものがだんだんと越祈と越今朝、扁絡桓、天晴之海と衡道衆のところに収斂してきたと言っていいんでしょうか?
 
 実のところ、まだ十分に話を捉えているかどうか?鯤がどうのという話になってくると中国神話の知識不足に焦って、どこかにあるはずの「山海経」を探してるという泥縄で視聴をしているところです。