25~36集(大結局)
さくっと見終わりました。私の中華ドラマ的五月病も一山越した感じでしょうか?
ところが肝心の中華ドラマの方にこれという新作が出てこなくて、やっぱりテンションが上がらないという何とも言えない状況がやってきました。ほんとこの「御賜小件作」見終わってしまったら、どうするんでしょうねえw
でも、見終わってしまったので、とりあえず視聴メモ。
蕭瑾瑜と楚楚の間は一気に結婚しましょう!という間柄になりました。いろいろ難関がひかえているわけですが、周囲の理解と本人たちのガッツもあって無事結婚の運びとなりました。
と言って、やたらにべたべたとバカップル化することもなく、自分たちの恋愛を結構冷静に見ているところがあって、かえってそこがドラマの魅力になっています。
そして、皇位を巡る陰謀は二重にも三重にも企まれていて、私的には非常に満足。ちょっと蕭瑾瑜がキレ過ぎるというか、彼の想定通りに物事が進み過ぎるきらいはあるのですが、あまり気にはなりませんでした。反派サイドのキャラがしっかり立っていて、それぞれに真っ黒パワーを巻き散らかしていたのもよかった。
適度に親子関係、兄弟関係、恋愛ドラマも盛り込まれていました。でも、最初のころに心配した西平公主や景翊の母あたりを中心に後宮ドラマエピソード化ということもなく、主人公サイドの年長グループには基本的には「好人」がそろって、若者たちの行動や恋愛をサポートしていました。
最初から身分とか血筋、差別を物語のバックボーンに置いているドラマだと思っていましたが、最後までそこを気にしつつ見ていました。
蕭瑾瑜と瑾璃の双子のどちらか片方が実は養子だという話も大騒ぎにはなったもののあっさりと解決、安郡王と一介の件作の結婚を身分違いで認められないという皇帝も「じゃ、件作やめたらいいんでしょ」であっさり承認とか、血筋とか身分とかそれはそれとして~というような主人公サイド。
それだけでなく、皇帝をないがしろにして権力をほしいままにしていた秦鸞、昌王を僭称した薛汝成などもやはり自分のためにならないなら身分などなんぼのものじゃと思ってる。
彼らは身分制度を自分たちに合わせて書き換えようとしていますが、主人公サイドはその制度の中でうまくやっていこうとしているようにも見えます。それでいいのかという気がしないでもないですが・・・
楚楚は結婚退職?あれ~?と思ってたら、最後に、楚楚の才能を惜しんだ皇帝が「じゃ、件作続けてもいいよ」という詔勅を出して、こちらもカバー。
まあ、そんなところにポイント置いて見てる視聴者もあまりいないかとは思います。
このドラマは全36集通して大きく一つの事件を扱っているわけですが、派手さのない割にいろいろな要素がバラエティ豊かに盛り込まれていて、飽きることなく最後まで見ることができました。
何と言ってもキャラがよかった。蕭瑾瑜、楚楚、冷月、景翊、蕭瑾璃の主人公グループはみな素直な性格の頼りになる仲間で、変にいじけたキャラとか迷惑かけ放題なキャラとかがいないのはうれしい。
反派の方では秦鸞の穆懐虎の怪演が目立ちましたが、全体に若者グループより濃い演技をしている感じでしょうか?なぜか宗峰岩が大山鳴動して鼠一匹って感じのキャラで出てましたw
素直な感じのする若者グループに対して、常に長安の街のジオラマを作ってる皇帝の食えないキャラも、こじれた薛汝成も含めて、年長グループの一筋縄ではいかないキャラ付けがおもしろかったです。
やっぱりドラマはストーリとキャラ設定にかかってるよな~と思う視聴後感。それにマッチした配役がされていれば文句はないです。このドラマの評価に「金かければいいってもんではない」というのが目立ちますが、私も同感。
さあ、とにかく次は「長歌行」クリアを目指しますか。
とはいえ、絶賛「三体」読書中なんで、いつのことになるかw
演 員 角 色 配音
苏晓彤 楚 楚 赵梦娇
王子奇 萧瑾瑜 弋凡
杨廷东 景 翊 卢力峰
赵尧珂 冷 月 贺文潇
王彦彬 萧瑾璃 常文涛
穆怀虎 秦 栾 郭政建
郭 军 皇 帝 赵铭洲
郭秋成 薛汝成
史兰芽 西平公主
宗峰岩 韩 蹟
職員
編 劇 清闲丫头、钱小白
導 演 楼健
原 著 御赐小仵作(清闲丫头)