江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

長月燼明 その2

12~20集

 

 

 いやあ、ここまで見るのに半月かかりました。

 理由は二つ、一つはキョンシーメイク。そこに目をつぶって、ようやく10集過ぎてみたら、今度は私だけが大事、私だけがえらい!という悲痛な顔をしたウザキャラが話を引っ張るドラマ展開になってきて、視聴意欲激減。

 それでもがんばったのですw

 

 このドラマ世界は、今のところ三つの世界で展開しています。
「魔神澹台燼が黎蘇蘇の一族なんかを皆殺しにした」という元の世界、「黎蘇蘇が500年前にやってきて葉夕霧となり、魔神化する以前の虐待されていた澹台燼が妖魔の力を得て、王位を簒奪した」という500年前の世界、さらに「澹台燼は仙界の戦神冥夜、黎蘇蘇は墨河蚌族の公主桑酒となって、魔神と戦う」という「般若浮生」の世界の三つですが、二人の周辺の人物たちも一族の人間であったり、友人であったりしてそれぞれの世界に登場してきます。

 今回視聴分は主に「般若浮生」の世界で展開します。魔神との戦いで傷ついた冥夜を救うために勝手に蚌族の宝物冰晶を使ってしまった天歓というのが、500年前世界では葉夕霧の庶出の姉で六皇子の側夫人葉冰裳です。これが500年前には恨みがましいだけのウザキャラだったのが、パワーアップ。

 彼女の身勝手のせいで仙髄を失うことになってしまった桑酒に償うという意味で冥夜は彼女と結婚するが、そのことが天歓の嫉妬心、身勝手を暴走させることになる。桑酒をいじめるとかだけでなく、蚌族を皆殺しにするとかもうめちゃくちゃ。その彼女のせいでとうとう魔神との最終決戦というところまで行ってしまいます。
 一方で、予想通り天真爛漫な桑酒に愛情を持つようになった冥夜が、予想外というか予想以上ににスパダリ化。

 一族を虐殺されたことに怒った桑酒が魔化すると、自分が替わって魔になるから~とかもう大甘ラブストーリ。

 

 というあたりで夢の世界から現実世界の500年前世界に戻ってきました。ここで18集。いやもう、天歓話が長かった・・・

 

 ここまでで黎蘇蘇は澹台燼の魔神化を阻止するために必要な「滅魂珠泪」を手に入れ、次に必要なのは澹台燼から情絲を入手することですが、情を持たない澹台燼から情絲を得ることはできないので、まず彼が自分を愛するように仕向けなければならないというのが彼女の次の狙いです。

 景国の王となった澹台燼は王としての職務を着実に果たし、名君の兆しを見せています。そして、彼は葉夕霧が自分を愛するように仕向けようとあれこれやってます。
 般若浮生のエピソードとは打って変わって、ラブコメタッチに話が展開しています。

 もっとも澹台燼の兄明朗は生きていてさらに恨みを募らせているし、そろそろラブコメ展開もおしまいでしょうか?



 と、感想と言いながらには文句の方が多いわけですが、アクションシーンがいいので視聴継続できています。派手なCGを取り込んでのアクションシーンが多く、こちらはしっかりと楽しめました。

 黎蘇蘇と澹台燼の複数の舞台での恋愛話に、澹台燼の魔神化を防ぐための仙髄やら邪骨やらを黎蘇蘇が入手しようとする話展開していますが、さらにその上に彼らを操っている黒幕がいるようなので、残り半分はこちらとの戦いにもなってくるはず。

 配信はもう30集を超えているので、20集までのところで何を言っても遅いのかとも思いますが・・・この先、主人公二人が邪骨やら仙髄やらを取り合い譲り合い、交互に死んだり魔になったりしながら進んでいく話なんでしょうね。なんといか一直線に話が進んでいった「春閨夢里人」と並べると、話の展開が複雑でねじりまくっている感じです。最終的にどの辺に着地点を持ってくるんだろうな~と恋愛ドラマ苦手なので割に冷めた目線で見ているところです。

 これまでに登場したキャラがまた違ったキャラで出てくるのは確実ですから、それでなくても大勢のキャラがうようよしていて覚えきれないのに話のが膨らむにつれてますますキャラが増えて、さらに名前が覚えられなくなるという不安を抱えつつ、残り半分に突入します。