江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

始皇帝暗殺 荊軻

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荊軻伝奇クリア

まあ、こんなものかって感じですか。
あんまり見終わってすっきりって感じのドラマじゃないし、かといって七剣下天山みたいにこの後どーすんのよって感じのドラマでもない。
何しろ結果はわかっているわけで、どうやって荊軻始皇帝暗殺に追い込まれていくかにドラマの焦点はあってたわけなんだけど、今一つ追い込まれ方が不満。七剣の楚昭南のほうが真綿で首を絞めるみたいにだんだんとのっぴきならないところ「裏切り者」に追い込まれていく経過がしっかり描けていると思うなあ。
最終回で始皇帝暗殺の場面はなくてナレーションだけで「その後」を説明してすませちゃったけど、これって予定通りだったんだろうかそれとも時間がなくなっちゃったせいなんだろうかとかんぐってもいるところです。それぞれの登場人物の「結末」が一人ひとり説明したのに、一人高漸里だけ、説明がない。ただ、ずっとひいていた琴を河に流すシーンがあっただけ。余韻というか中途半端というか・・・
どっちかっていうと電影明星な劉燁の荊軻とどっちかというと電視明星な何潤東の高漸里なんだけど、キャラ的には何潤東ではちょっと若過ぎるかな。孤高のミュージシャンで非戦論者高漸里、ちょっと背伸びな何潤東でした。
そういやこの高漸里って実在したらしいですね、少年包青天Ⅱで公孫策の台詞に「秦代の琴の名人高漸里の曲」というのがあって知りました。いやあ、勉強になりますわ。