江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

08射鵰英雄伝 その5

第34~42集


また詰め込みすぎでブロックがでまくり・・・腹立つ!!

話は、郭靖と黄蓉の地下室籠りから、华筝、丐幇の幇主選び、鉄掌山、瑛姑、南帝とすすんで、楊康が欧陽克を殺して、西毒の弟子に納まるまでということになります。

原作にもなかったと思われるエピソードがてんこ盛りになってきました。
特に、楊康の郭靖への気持ちの変化、穆念慈への気持ちの変化がしっかり描かれてる。まあ、この穆念慈はじっさいうざい。さずがに楊康も「いつでも、あなたを信じるといいながら、その実何にも信じちゃいない」と言ってますが、その通り。彼女が、言ったとおりにしてたら、楊康がこんなに人間不信なひねくれた性格にはなっていかなかったはずですね、今回の場合。

もう一つ、目立ったのが金と蒙古の戦闘がしっかり描かれてる。蒙古に攻め込まれてあわや・・・という燕京を救うためにわずかな手兵を率いて駆け戻った完顔洪烈。楊康と西毒に武穆遺書をとってこさせる人質として穆念慈と欧陽克もつれていかれます。自分の国を命がけで守ろうとするのはどこの人間でもいっしょということを描くことで、金を悪役にしていないんですね。

イメージ 1楊康をひねくれ人間に誘導した欧陽克は、足も治ってきたし、西毒には無視されるしで、逆に人生観がかわってすっかり素直に。
結局、楊康に殺されますが、大淫賊としてではなく、穆念慈を愛したために楊康と彼女に殺されるという「悲恋」の果ての死を迎えます。しかも、その欧陽克の死体を横に結ばれてしまう楊康と穆念慈・・・いよいよ泥沼カップルに。
郭靖との縁を切り、穆念慈に欧陽克殺しをなすりつけ、完顔洪烈とも決別した楊康は、西毒の後継ぎという居場所を見つけたわけですが・・・

ところで!!
イメージ 2知った顔がいっぱいのこの08射鵰英雄伝ですが・・・
出てました、「魯有脚」。张衡平氏、今度は南帝のところの「漁」でした。しかもなぜか頭つるつる・・・
木桑道長(姬麒麟)もでてた、王重陽の役。ほとんど碧血剣といっしょのスタイルで、おなかもぽっこり。かわいい。
イメージ 3違和感ありまくりな「大漢風」劉邦の肖荣生の南帝ってのもありますが・・・あの俗っぽさ満々な劉邦と悟りきった一灯大師では、落差が大きくって。それにねえ、皇帝の衣裳が張P版みたいな漢族風じゃなくって、ターバン巻いてる。どうみても「東邪西毒」の衣装なのよねえ。爆笑ですわ。