江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

兵聖 その3

10~22集

 やってしまいました、怒涛の一気!
 風邪ひきでねこんだ家人のめんどうみるんで、ずっと家にいたらこういうことになってしまいました。
 どうして「胡歌版神話」じゃないって?だって、あれは今朝の段階で12集までしか配信されてなかったもんで・・・途中でなくなるといやだ。
 どうも私は後のお楽しみってのができないせっかちで、とりあえず全部確保しておきたい人間です。

 それで、伍子胥に入れ知恵して、太子光を王の位につけさせ、自分は姿を消してもったいをつけた孫武を、伍子胥と太子光つまり呉王闔閭が迎えに行くというところからはじまります。
 採用試験になったのが、宮廷の女たちを使って練兵するというエピソード。
 ここらで、第11集終わり。
 ここから、延々と対楚戦が始まります。いやあ~~続く続く~~もろに10集分はやってました。

 楚の昏君平王と佞臣費無極に一家を惨殺されて復讐に燃えている伍子胥、それに後世に兵聖と呼ばれる孫武の組み合わせなんですが、思ったほど伍子胥が目立たない。
 どうも、孫武の父親にこれも一家を殺されて復讐鬼となった国無咎のほうが復讐鬼度が高いせいのようです。こちらは、復讐のために楚を利用しようと忠臣をわなにかけ、費無極に取り入り、楚軍の将として孫武率いる呉軍を渡り合う。楚が破れてからは今度は呉の佞臣伯嚭やら王位に色気のある王弟の夫概に美女をあっせんしたりしてなりふりかまわず接近していくという復讐鬼ぶり。
 
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孫武のライバルとして登場したこの架空の登場人物(実在してたら、ごめんです~)のせいで、史上有名な復讐鬼伍子胥の影が薄くなってしまった感じです。

 まあ、とにかく呉が楚を破り、平王の息子昭王は城を逃げ出し、伍子胥は平王の死体を引きずり出して鞭打ち、夫概は王位を狙い・・・というところで、当初は費無極への怨嗟と孫武の統率でまあうまくいっていた呉による楚占領もひずみが出だしたのが22集です。
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 しかし、このドラマ、オジサン度がめちゃ高い。
 主人公の孫武@朱亜文、第一反派の国無咎@李泰に高厥@侯京健(鹿鼎記の楊溢之)それに伍子胥@趙毅くらいが若者で、後はおじさんばっか。
 恩伯の陳継銘は丘処機、晏嬰の午馬に、闔閭の涂们、それに申包胥はソエト@鹿鼎記の譚非翎・・・なんだかねえ~
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 女性陣は、いなくてもいいような役ばかりだねえ・・・
 とにかく「美女」が美女に見えんのは困ったもんだ・・・女主角1の人とか~~仙女みたいな美女って、だれのことよ~~

 そうだ、忘れてた!
 呉軍に囲まれた郢都からこそこそ逃げ出した昭王を李澤鋒がやってます。帰鐘や安慶諸に比べるとはじけ度は低めですが、やっぱただものじゃないね~~この人w 初めは、費無極にだまされ、呉軍がすぐそこに迫るまで遊び続ける、実態が分かると怯え、ついには恥ずかしそうに城も民も捨てて、逃げ延びていくという起伏の激しい役をやってます。
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 さて~~
 チャンネルNOCOの次回武侠枠は「射鵰英雄伝」のリピート、と決まったんですね。新作じゃなくて、ちょっと淋しい気もしますが、射鵰英雄伝ならまたはまる人が増えそうな気がします。
 ついでに、これがアリなら「天龍八部」もよろしく~~~