大明王朝1566嘉靖與海瑞 前半
さてと~~
このじいさまパラダイスをどうレビューしたもんか、と迷っているうちにもう半分見てしまったw
このじいさまパラダイスをどうレビューしたもんか、と迷っているうちにもう半分見てしまったw
ストーリとか詳しいことはManboさんにお任せ。私にゃ、あれ以上丁寧なレビューは不可能です。
ま、ざっと簡単に。
時は、明の嘉靖帝の末年近く。主な舞台は、都北京と浙江省。
こんな皇帝のもとには、ざっと分けて3つの勢力が互いに足の引っ張り合いっこをしている。
一つは、太子である裕王一派。彼には40を過ぎて、やっと後継ぎが生まれたところ。
もう一つは、長年内閣を牛耳ってきた81歳になる宰相の厳高とその息子らの一派。スタート時点では、一番の権力者という位置づけですが、息子が欲をかきすぎています。
それに、呂芳ら太監の群れ。互いに養子関係を結び、疑似家族を作って、怪しげに虎視眈々と権力の座を狙いつつ、これも欲をかいているわけです。
一つは、太子である裕王一派。彼には40を過ぎて、やっと後継ぎが生まれたところ。
もう一つは、長年内閣を牛耳ってきた81歳になる宰相の厳高とその息子らの一派。スタート時点では、一番の権力者という位置づけですが、息子が欲をかきすぎています。
それに、呂芳ら太監の群れ。互いに養子関係を結び、疑似家族を作って、怪しげに虎視眈々と権力の座を狙いつつ、これも欲をかいているわけです。
こんな朝廷の抱える大問題は、倭寇の跳梁と絶対的な予算不足。
それを何とかしようと、浙江の田を桑畑にして、西洋に絹を売ってもうけようとしたというのがことの発端になります。
ま、早い話がそんな机上の空論がうまくいくわけがなく、その計画から自分の懐をこやそうとする役人たちのせいで、堤防を壊された浙江の住民がめちゃくちゃな被害をこうむり、皇帝は腹を立て、責任を負わされるおぼっちゃまな役人とか、責任を逃れようとする小役人とか、朝廷内の力関係の変化とかがずっとつづいて26集まできました。
主人公はこの変人皇帝と、海瑞という役人なのです。この海瑞、清官として有名な人だそうです。最終的にはこの海瑞が北京で騒動を引き起こすみたいですが、現時点ではまだ浙江省の一知県として、この横領事件を調べています。なんか雰囲気的には包青天なんかの破案ものみたいになっています。
この主人公の二人、一人は道教に入れ込んだ張変わりものの皇帝で、政治にはノータッチ。でも、経済にはめちゃくちゃ詳しい。聖のようで、実はとっても俗っぽい。
これに対して、進士にもなれなかった海瑞は世情にくわしくしたたかだが、政治に理想をもっている。こちらは俗のようで聖。
これに対して、進士にもなれなかった海瑞は世情にくわしくしたたかだが、政治に理想をもっている。こちらは俗のようで聖。
この対照的な二人が絡むのは、これから後の20集といいううことなんでしょう。今は、まだ海瑞は皇帝の顔も見たことがありません。
これから、海瑞はただ一人どこの派閥にも属しない清官として、腐りきった明の政治に対していくことになるんでしょう。
このドラマ、武侠ものとか伝奇ものとかではなくて、ちゃんとした?歴史ドラマのはずなんですが、なんかとことん怪しい。
陳宝国の嘉靖帝は、いつも奥の院にこもっていて、外に出てこない。この調子で後継ぎの太子がいること自体が不思議。
それなりに皇帝として、国の状況に気も配り、人事もしているようなんだけど、とにかく変な人。あの難しい顔をした陳宝国が長い袖をひるがえして、ひこうきぶ~~んって感じに踊っているんだもの、怪しい。
それなりに皇帝として、国の状況に気も配り、人事もしているようなんだけど、とにかく変な人。あの難しい顔をした陳宝国が長い袖をひるがえして、ひこうきぶ~~んって感じに踊っているんだもの、怪しい。
その皇帝に宰相として使えてきた厳嵩をやってる倪大宏は、特徴的な風貌で、ほんとは50前とは思えない怪演ぶりが怪しい。
もう一人の主人公、海瑞の黄志忠は、清廉潔白、理想の官吏というわけですが・・・眉毛が短い。
なんか、このドラマ、全体的にメイクの眉毛が短いんですけど、彼は素顔でも眉毛が短かったよ、ほらあ~
なんか、このドラマ、全体的にメイクの眉毛が短いんですけど、彼は素顔でも眉毛が短かったよ、ほらあ~
しかし、なぜに決まったように胸をはだける中華明星~~
あんまり「おなじみ」の人は見かけないドラマですが、わたしが今までに見つけたのは、3人。
海瑞に助けられた桑造りの農民斉大中は、赫連鉄樹@天龍八部の晋松、宮中の太監で26集でトップの座を呂芳からゲットした張洪が柯鎮悪@射鵰英雄伝、巴天石@天龍八部の劉立偉、歴戦の将軍戚継光は、李自成@鹿鼎記、覚遠&殷天正@倚天屠龍記の陳之輝
とにかく、出てくるのは、みんなおじさんと爺さま。若いといっても40過ぎてたり太監だったり~女も今のとこ、裕王の側室、海瑞の母と妻、政争に利用された妓女くらいで、とにかく画面いっぱいに爺さまたちがうろうろしてます。
けっこう陰険な話が続くわりには、見ていて疲れませんが、こんなドラマが日本で出たことがあれま~~って気もします。
そういや、このドラマの嘉靖帝って、この前見た仁賢斎の映画の「龍鳳店」の主人公正徳帝の次の代なんだねえ。息子じゃなくて、いとこらしいけど、落差激しい~