江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

他来了、請閉眼 その2

3~10集

 少年連続誘拐殺人事件を解決した薄靳言とそのバイト助手の簡瑶。
 
 簡瑶は就職のために、自宅を離れて独立。ところが、傅子遇の紹介で借りたマンションの部屋の上には薄靳言が住んでいて、入った会社には、彼が重役として登場。いつの間にか、毎日彼女の部屋にご飯を食べにくるのが当たり前になってしまった。
 
 この会社、実は薄靳言の姉のもので、会社で起こった自殺の真相を明らかにさせるために、彼を重役として入り込ませたというわけ。
 
 事件は、さほど珍しくもない展開で、無事解決するのは当然です。
 
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 見どころは、このツンツンしてる変人の犯罪学者が好きになった娘には、全くのデレデレという、ツンデレ男ぶり。
 それなりに強烈な過去を持ち、FBIとも協力関係にあるという彼なんですが、簡瑶に惚れたのに本人には面と向かってそうも言えず、友人の傅子遇に引っ張られるようにしてなんとか彼女を正式な助手にしようとジタバタ・・・
 
 有能な犯罪学者の顔と、「お腹すいた・・・」と簡瑶に食事をねだる顔の落差が楽しいです。
 
 でもなあ、ミステリとしては正直穴がでかすぎて、いまいち。
 
 初めの事件でCSI顔負けの3Dを使った仮想分析とか、FBIとのあっち英語、こっち中国語のテレビ会議とか、「最新技術」を導入して見せたにもかかわらず、二つ目の事件では犯人が自分のナイフで人を殺してそのまま現場に置いていくとか、明らかに指紋やDNAをまき散らかしているのに鑑識作業で見つけられてないとか・・・20年以上前のドラマになってしまってた。
 
 そういやナイト2000な薄靳言の愛車もその後普通の車並になってるし、広げた伏線回収できないというよりは広げた設定を扱いかねている気もします。
 
 簡瑶に惚れているらしき幼馴染の李薫然も同じ町に転勤、ようやく薄靳言の助手をする気になった簡瑶も警察に就職。薄靳言は、警察に一部屋もらって、簡瑶を助手にできたところで先週分。
 
 これからが、ドラマの本番という感じ。アメリカにいたころから薄靳言と因縁の仇同士ということで鮮花食人魔というおどろおどろしい名前の連続殺人犯の影が見えてきました。これが、きちんと姿を見せてからが、ミステリとしては見せ場なんでしょうから、今後に期待です。
 ラブコメとしてなら、もう充分に楽しいですが、私はどっちかというとミステリが見たいんです・・・
 
 ところで、こっちはコンスタントに進んでるのに、偽装者は4集までしか来ていない。おもしろくないとは言わないんですけど、ほんとに軍隊ものが苦手なんですわ・・・ことに、訓練という名のしごきやらいじめ場面が続くともう進まなくて、見てる人ならわかってもらえる4集どまり。ここを突き抜ければなんとかなりそうなんですけど、まあ、気が向けばまた見ます。多分。