江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

太子妃昇職記 その3

29~36集

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 昨日見終わったので、今日記事にしようとしていたところ、このドラマが低俗だという当局からの指示で、今日の昼にネットから削除されたというニュースが飛び込んできました。
 危ないんじゃないかと聞いてはいたのですが、現実になってしまいました。こういう場面にぶつかるたびに、やっぱりなあとかの国の事情を思い、こっちの国が同じ方向に流れていきはしないかと不安になる国境なきドラママニアです。
 ドラマの話に入るより何より、先日からのアイドル事務所(決してアイドル自身の問題と思えないファンでもない人間です)に関わる一連の問題とかもあって、本当に暗澹たる気分になってしまいます。

 そんなことを思いつつ、太子妃昇職記のストーリ紹介するの、ほんと気が重い。
 どうせこれからネットに復活してもバッサリカットされたバージョンだろうから、今回はネタバレ全開で行きます。
 絶対幻になるだろうカットの画像下はネタバレです。

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 北伐をしようとした皇帝斉晟の目的は、北漠をやっつけたいという表向きの理由に加えて、反乱を企てている九王のしっぽを捕まえて排除したい。九王と手を組んでるんじゃないかと疑っている皇后張芃芃の本音を確かめたい。北伐に従ってきた九王はチャンスを見つけて皇帝を抹殺したい。
 それで、趙王に刺客を率いさせたものの彼が皇帝に寝返って、反乱失敗。囚われた九王は楊厳に助け出され、敵である北漠の王に南夏の情報を流して、失地挽回を狙う。

 皇帝が毒矢に当たって、危篤という嘘の知らせを受けた張芃芃は、解毒薬をもって宮城を飛び出す。
 ボロボロになって薬を届けようとした彼女に、愛情を感じる皇帝。

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 九王の知らせで攻めてきた北漠軍との戦いの中、芃芃をかばって矢傷を受ける皇帝斉晟。これで、二人のこじれた愛情が結ばれたというお話。

 北漠の攻撃は失敗、九王と楊厳の二人はボロボロになって皇帝の手から逃げ回った末に自首。それぞれ辺地へと流されていきました。
 九王は、結局芃芃と斉晟に振り回されてしまった気の毒な人です。

 で、5年。二人の間に生まれた息子が政治の天才を発揮、皇帝は突如張芃芃を連れて、山奥に隠居してしまう。
 いくら天才といっても、わずか6歳ばかりなんですがねえ・・・なんちゅう無責任。

 自分たち二人は、この人里離れた屋敷でいちゃいちゃと遊び続ける毎日。

 ここまで34集と大結局の真ん中へん。

 ところが、このドラマ35集と36集は実は同じところから始まって、違う終わり方をするマルチエンディングになってるんです。

 35集では、彼女の誕生日にプレゼントとして庭に斉晟が花を並べて作ったハートの中で幸せそうな張芃芃。そこに突然刀が飛んできて、倒れる張芃芃。駆け寄る斉晟・・・その周りを黒衣の刺客が取り巻き、めった切りにされていく斉晟。
 誰がやったのかは示されていません。

 そして、病院で目を覚ます張鵬。
 彼は、もう一度プールに飛び込み、1000年前に戻ってくる?
 1000年前の世界で、彼は斉晟と芃芃の姿を見守る・・・で、おしまい。
 張鵬が見てるのは現実なのか、夢なのか・・・はっきりしないまま。

 36集では、二人の死の場面は一瞬の暗転だけで暗示され、そこから現代の病院の場面に。

 目を覚ました張鵬は、斉晟を求めて混乱。医者を探しに、さまよい出た彼=彼女の目の前に、斉晟そっくりの医者が・・・で、おしまい。

 どっちがよかったかというと、迷子さん的には歩歩驚心の続編、歩歩驚情BL版になりそうな展開が妄想できる36集の方。
 35集はファンタジックに終わったけど、先はないからねえ。

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 とか言うよた話を昨日から考えてたんですけどねえ・・・なんかむなしい。

 こんなあらっぽいストーリー紹介でも見てくれているフォロワーさんがいらっしゃるわけなんですが、ドラマ最後まで見られたんならいいんですが・・・

追記
 太子の名前を斉盛とミスっていたので、訂正しました。m( __ __ )m