１～１６集
人民的名義とか大明宮詞とかいろいろお薦めいただいたドラマやまだクリアしてない三生三世十里桃花とかなんとか、数あるのにまた新しいドラマに手を付けてしまいました。
極品家丁。
切れ者の男衆の話というので、大阪方面の新喜劇とかを連想して、ちょっと引いてたんですけど、全然テイストが違った。
主人公はなんとタイムスリップしてきた現代人林晩栄。あ、まただ～～と正直思った。最近多すぎる。そうそう柳の下に神話やら歩歩驚心やら太子妃昇職記が転がってるとは思えない。
ところがこの主人公、あっさりと空から落っこちた明の社会に同化。
胡歌の易小川があれほど大事にして充電器まで作ってしまったスマホもぽいっと放り出してしまったわけで・・・
どうしてタイムスリップすることになったのかとかはまだ不明ですが、現代で病没した妹にそっくりな娘を追いかけて、林三と名乗って彼女の家である蕭家の家丁（男性の使用人）に潜り込む。
蕭家には、両親の死後、大店を切り盛りしている大小姐蕭玉若がいて、この彼女と林三のロマンスのなんじゃかんじゃが一つのストーリの軸。
冒頭で明の皇帝仁宗が死んで、宣帝が後を継いだが、その皇位を狙う漢王というのが蕭家に隠されているという遺言書を見つけて、皇位を奪おうとしているという説明。このために、蕭家に送り込まれた漢王の手先が高酋。仏頂面しながら、だんだん林三のペースに巻き込まれていくこの彼、実は皇帝の密偵らしい。
もう一つ、主人公が落っこちてきたときに首を切られようとしていた白衣教という邪教の動きも林三と蕭家に絡んでくる。
蕭家には次から次へと商売が失敗、倒産寸前という大問題が降りかかる。これの裏には、漢王の意を受けた役人やら、白衣教の企みと、玉若を自分の妻にしようという金陵一番の金持ち陶東成が仕掛けた罠がある。
まあにぎやかな設定ですが、全３１集の半分程度見たところ。
林三の陳赫、この人愛情公萬とかで人気なんだそうですが、時装は見てないんで・・・龍門鏢局のゲストで出てたのを一度見たなあ。
明代にタイムスリップした現代人と言う設定なんですが、時々英語使ったり、明代の人間にはわからないことをまくしたてたりする以外、特に現代の知識を活かしたのは香水を作るというときだけ。それも、別にあんなに正しいかどうかもわからない化学式を書きまくる必要があったのかどうだか・・・
彼に振り回されている高酋は尹正。こちらは、霍建華の他来了請閉眼で、毎回違う趣味にいそしんでいる気のいい金持ちの友人とか山海経之赤影伝説のす～～と現れる無口な達人をやってたのを見てます。今回も仏頂面の彼が楽しいｗ
尹正と言う人もけっこうイケメンのすまし顔というよりはもろに仏頂面と、ぶっ壊れた表情の極端な落差がおもしろい俳優ですね。帅と丑の間がない。
今回の高酋も武芸の達人で、どうやら大内密偵らしいのに、なんでこんなことさせられてるんだという不満たらたら。それでも、林三の無茶ぶりに付き合ういいやつですｗ
蕭家の大小姐玉若が金晨。無心法師や秦時明月に出てました。今回は親の残した店と妹、一家を率いる老板娘。林三に腹を立てながらも次第にいい関係になっていくというところ。
妹の玉霜は林思意。熱血長安の紫蘇の人と同じアイドルグループの人だそうですが、くるくる表情が変わってかわいい。キャワキャワした二小姐ですが、ウザくないので助かる。２０越してるのに１４歳の役だけど、違和感はない。
玉若の商売の邪魔をしては、助けて点数を稼ぐというせこい腹黒男陶公子が龍門鏢局と暗黒者２の張瑞涵。
このあたりコメディできる人を集めた感じなので、のんびり楽しんでいます。
いろいろ小ネタも盛り込まれているんですが、蕭家の家丁たちの中に、胡四兄弟ってのがいて、四番目が「胡歌」ｗ しかも「霍家村」の出身で腹筋崩壊。
他にも、本名喬峯の蕭峯とか、路易十六（ルイ１６）なんかもいますわ。
ここまででは、主に蕭家の商売が次々と危機に陥って、それを何とかしようと林三や高酋が動き、色がおかしくなった布をバーバリーチェックもどきにしてしまったり、香水を作って売ったりして、なんとか持ち直す。また、邪魔が入って、倒産しかけるという繰り返し。
何度も助けてもらった玉若が陶公子との結婚を決意。でも、その陶公子が一連の時間の黒幕だということを、林三たちがかぎつけたものの・・・と言う話に朝廷やら白衣教やらがからんできています。
後だいたい半分。残りは人民的名義とか神探狄仁杰と変わりばんこに見るとしますか。
